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石畳踏みしめ馬越峠越 紀伊民報企画、30人が伊勢路ツアー

石畳を一歩一歩踏み締めながら歩く参加者(三重県紀北町で)
石畳を一歩一歩踏み締めながら歩く参加者(三重県紀北町で)
 「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録20周年を記念した熊野古道・伊勢路ツアー(和歌山県の紀伊民報企画、田辺市熊野ツーリズムビューロー主催)が24日に行われた。30人が参加し、石畳の道が続く馬越峠(三重県紀北町・尾鷲市)を歩いた。

 県立熊野古道センター(尾鷲市)で伊勢路について学んだ後、紀北町側から峠を目指した。

 10人ずつ3グループに分かれ、地元の語り部が案内。石畳の途中に斜めに切られた排水用の溝を「洗い越し」と呼ぶことや、100メートルごとに設置されている木製の標柱に記載されている数字の意味など、要所要所で説明を聞きながら歩いた。

 ほとんどの参加者が伊勢路を歩くのは初めて。自然石が折り重なるように敷き詰められた馬越峠について、和歌山県すさみ町から参加した西畑良子さん(68)は「石畳がとてもきれい。歩きやすかった」と話した。

 ビューローは来年3月に「通り峠と丸山千枚田」(2日)と「松本峠」(30日)を歩くツアーを開催する。1月中旬から募集を開始する予定。

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