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反響大きく26日から再上映 児童虐待テーマの「ひとくず」

映画「ひとくず」のポスター
映画「ひとくず」のポスター
 児童虐待を題材にした映画「ひとくず」が26日から、和歌山県田辺市稲成町の「ジストシネマ田辺」で再上映することが決まった。田辺で2週間(1月22日~2月4日)上映したところ、観客数が600人を超える反響があった。


 映画「ひとくず」は、監督・脚本・主演などを俳優の上西雄大が務め、2019年に制作した。幼い頃に虐待を受けていた男が、空き巣に入った家で虐待され育児放棄をされている少女に出会い、少女を救おうとする様子を描いた物語。

 田辺・西牟婁などの有志が田辺上映実行委員会を組織し、1月に田辺での上映が実現した。実行委によると、上映が始まって以降、県内各地から計619人の観客が訪れた。中には大阪府や京都府から見に来た人もいたという。

 反響を受けて田辺での再上映が決まったほか、「ジストシネマ御坊」(御坊市)と「ジストシネマ南紀」(新宮市)でも26日から一斉に上映が始まる。期間は田辺と南紀は2週間、御坊は1週間の予定。3月12日からは和歌山市でも上映するという。

 実行委は「映画『ひとくず』和歌山上映実行委員会」に名前を変更。NPO和歌山子どもの虐待防止協会(桑原義登会長、和歌山市)が協賛している。

 実行委は「一人でも多くの人に見てほしい映画。虐待が身近に起こっているということを感じてもらい、虐待について考えるきっかけになれば」と呼び掛けている。

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