日置川沿いで花穂を付けたネコヤナギ(和歌山県白浜町口ケ谷で)
和歌山県白浜町口ケ谷の日置川沿いで、ネコヤナギ(ヤナギ科)の花穂が銀白に輝き、春の訪れを告げている。
ふさふさとした4センチほどの花穂を、ネコのしっぽに見立ててこの名が付いたという。これは冬芽の殻が取れたばかりの花芽で、このあと雄しべや雌しべが出て開花する。雌雄異株。別名ではカワヤナギやエノコロヤナギと呼ばれる。
この場所では高さ2~4メートルほどの木が、数本集まって生えている。地元農家の男性は「例年より早い気がする。寒かったのが急に暖かくなって花穂を出したのかもしれない」と話している。