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落語で届ける元気と笑い 地元出身者らがチャリティー公演

トークショーで盛り上げる(右から)春風亭橋蔵さん、桂紗綾さん、桂三歩さん=24日、和歌山県田辺市の紀南文化会館で
トークショーで盛り上げる(右から)春風亭橋蔵さん、桂紗綾さん、桂三歩さん=24日、和歌山県田辺市の紀南文化会館で
笑福亭福笑さん
笑福亭福笑さん
 和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館で24日、チャリティー公演「落語で紀南を元気に笑(しょう)らよ」(田辺ライオンズクラブ主催、紀伊民報など後援)があった。紀南出身の落語家ら4人が出演し、観客を楽しませた。

 上方落語の笑福亭福笑さん(71)、田辺市出身の桂三歩さん(63)と、みなべ町出身で江戸落語の春風亭橋蔵さん(32)、同町出身で朝日放送アナウンサーの桂紗綾さん(35)が出演した。

 橋蔵さんは古典落語、福笑さんと三歩さんは創作落語を披露。桂紗綾さんは、早口言葉も盛り込んだ創作落語で、会場から拍手を受けていた。

 落語に先立ち、紀南出身の3人によるトークもあった。全員が田辺高校の卒業生ということもあり”地元ネタ”で会場を盛り上げていた。

 みなべ町北道から鑑賞に訪れた田中昭彦さん(77)は「テレビではなく生で落語を聴けて、プロのすごさが分かった。見に来ていた人は皆、満足しているのではないか」と喜んでいた。

 今回の公演は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でさまざまな催しが中止になったことを受けて「地域を少しでも元気づけたい」と企画した。会場となった大ホールは客席が1200あるが、観客同士の間隔を空けるため、販売は400に限定。入場時には検温や手指の消毒をした。主催者は収益を後日、医療関係機関に寄付するという。

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