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日高の体験型観光を一元化 「紀州体験交流ゆめ倶楽部」発足へ

体験型観光を運営する民間組織の3月発足に向けて開いた検討会(和歌山県御坊市湯川町で)
体験型観光を運営する民間組織の3月発足に向けて開いた検討会(和歌山県御坊市湯川町で)
 和歌山県日高地方の体験型観光を一元化して効率的に運営するため、新しい民間組織「紀州体験交流ゆめ倶楽部」が3月に設立される。事務所は、日高川町和佐の南山若者センターに置く。


 設立に向け、管内各市町にあった教育旅行誘致団体などが昨年3月から、検討会を開いてきた。市町単位での取り組みよりも、一度に大人数を受け入れることが可能となったり、産業や資源を生かしてより多彩な体験メニューを提供、PRしたりできるようになる。

 検討会の最終の会合がこのほど、御坊市湯川町の日高振興局で開かれ、検討会の委員の他、各自治体の観光関係者がオブザーバーとして出席した。

 新組織は、日高川町で体験型観光を進めてきた「ゆめ倶楽部21」(山下泰三会長)を土台にしており、新組織では山下会長が事務局長を務める。事務局職員として山下氏の他、もう1人を配置する。事務所は南山若者センター2階の空き部屋を利用して新しく設ける。

 活動が軌道に乗るまでは、各市町の観光協会や商工会議所、商工会で構成する御坊日高教育旅行誘致協議会を設け、支援したり連携したりすることにした。

 協議会を通じて国などからの各種補助金を活用。販路を開拓し、ノウハウを備えた上で、発足5年後をめどに組織を一般社団法人にして活動していく計画。

 新組織発足に際し、個人単位で管内の会員を募集していくという。民泊、体験、企画といった目的別の各部会も設ける。

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