和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月28日(木)

白浜町に500万円寄付 ZOZO創業者の前沢氏

前沢友作氏のツイートに反応した自身の投稿を見せる井澗誠町長(和歌山県白浜町で)
前沢友作氏のツイートに反応した自身の投稿を見せる井澗誠町長(和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町は25日、インターネット衣料品通販大手ZOZO(ゾゾ)の創業者・前沢友作氏から、ふるさと納税で500万円の寄付を受けた。前沢氏のツイッターでの呼び掛けに井澗誠町長が応じ、選ばれた。井澗町長は「まさか本当に選ばれるとは」と驚きつつ、感謝している。

 前沢氏は11月19日、自身のアカウントで、約8億円のふるさと納税の寄付先を探していると投稿し、自治体の首長らに意見を求めた。井澗町長は翌20日、自身のアカウントから「コロナ禍で苦境に陥っています。この難局を乗り越えるための施策に使わせていただきます」と投稿した。

 前沢氏は12月24日、全国約150の自治体に500万円ずつを寄付すると投稿。この中に、白浜町が入っていた。投稿によると、県内では御坊市との2市町だけ。井澗町長は取材に「びっくり仰天、というのが正直な心境。いつか直接、会ってお礼を述べたい。寄付金をどう使うかは庁内で協議し、活用させていただく」と話した。

 井澗町長はツイッターを昨年11月から利用しているが、投稿はほとんどしていない。前沢氏の投稿に反応したのは、大学生の次男(22)や周囲から前沢氏の投稿の存在を聞き「駄目元で」との思いだったという。