熊楠賞運営に寄付金2千万円 田辺市
和歌山県田辺市は、南方熊楠賞(田辺市、南方熊楠顕彰会主催)運営のための「南方熊楠翁顕彰基金寄付金」(通称くまぐす募金)に寄せられた総額が3年間で202件、2035万2982円になったと公表した。
募金は官民で組織する「くまぐす募金委員会」(榎本長治会長)が2017年4月1日~20年3月31日に受け付けた。目標の5千万円には届かなかったものの「全国の幅広い熊楠ファンから善意が集まった」と感謝を述べた。
熊楠賞の財源となる市の基金残高は3月末現在、2589万6028円(2年間分の寄付金含む)。熊楠賞は毎年約400万円の経費がかかっている。
熊楠賞は、世界的な博物学者、南方熊楠(1867~1941)にちなみ、博物学や民俗学で業績のある研究者に贈る。熊楠没後50周年事業で制定。例年、人文部門と自然科学部門から交互に選考している。
1991年から表彰を始め、今年(第30回)受賞の立命館大学歴史都市防災研究所客員研究員の北原糸子氏が33人目。今月予定していた授賞式は新型コロナウイルスの影響で延期になった。
募金は市と顕彰会で今後も継続する。問い合わせは南方熊楠顕彰館(0739・26・9909)へ。
募金は官民で組織する「くまぐす募金委員会」(榎本長治会長)が2017年4月1日~20年3月31日に受け付けた。目標の5千万円には届かなかったものの「全国の幅広い熊楠ファンから善意が集まった」と感謝を述べた。
熊楠賞の財源となる市の基金残高は3月末現在、2589万6028円(2年間分の寄付金含む)。熊楠賞は毎年約400万円の経費がかかっている。
熊楠賞は、世界的な博物学者、南方熊楠(1867~1941)にちなみ、博物学や民俗学で業績のある研究者に贈る。熊楠没後50周年事業で制定。例年、人文部門と自然科学部門から交互に選考している。
1991年から表彰を始め、今年(第30回)受賞の立命館大学歴史都市防災研究所客員研究員の北原糸子氏が33人目。今月予定していた授賞式は新型コロナウイルスの影響で延期になった。
募金は市と顕彰会で今後も継続する。問い合わせは南方熊楠顕彰館(0739・26・9909)へ。