和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年12月19日(金)

球技タスポニー体験、串本

3人ずつでチームをつくり、試合形式でタスポニーを体験する参加者(和歌山県串本町串本で)
3人ずつでチームをつくり、試合形式でタスポニーを体験する参加者(和歌山県串本町串本で)
 和歌山県串本町串本の町立体育館で22日、ニュースポーツ「タスポニー」の体験会があった。ふわふわのボールをテニスのように手で打ち合う競技で、参加した約25人が試合形式でタスポニーに親しんだ。


 串本町青少年育成町民会議と町スポーツ推進委員会の共催。子どもから高齢者まで幅広い年代で楽しめるニュースポーツを知ってもらうことなどを目的に、日本タスポニー協会(山口榮三会長、名古屋市)の協力で実施した。

 タスポニーの考案者でもある山口会長(72)によると、基本的なルールはテニスと似ており、直径17センチ、重さ50グラムのスポンジ製のボールを手首より先で打ち合う。コートの広さは、テニスの4分の1ほど。左右どちらの手でも打球でき、バランスの取れた運動ができるという。

 この日はまず、山口会長からポイントを教わりながら、2人一組になってボールを投げたり、手で打ち返したりして簡単な運動をした。その後、3人ずつのチームに分かれて試合をした。

 父親と参加し、初めてタスポニーを体験した橋杭小学校5年の高橋裕人君(11)は「思っていたよりも球にスピードがあって、手で打つ時の力加減も難しいけど、楽しい。またやってみたい」と話した。

 串本町の西向小学校体育館に毎週集まり、タスポニーを楽しんでいる「健優クラブ」のメンバー、谷本節代さん(81)=串本町古田=は「タスポニーは20年続けている。ボールは当たっても痛くないし、みんなで笑い合って楽しくプレーできるのが魅力。今日はクラブ以外の人とも試合ができて良かった。もっとタスポニーが好きな人が増えてくれたらうれしい」と語った。