マグロで地域を激励 漁師が提供、料理店が100円丼に
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で客足が遠のく飲食店を元気づけようと、和歌山県すさみ町の漁師が、釣ったキハダマグロをなじみの料理店に無償で提供した。店は、そのマグロを地域に還元しようと、持ち帰り用の丼にして採算度外視の1食100円で販売したところ、半日で売り切れた。店長は「地域の人においしい物を食べて元気になってもらおうと思った。喜んでもらえてうれしい」と話している。
マグロを提供したのはすさみ町周参見の「第八大洋丸」(長野好孝船長)。6日に釣った約55キロのキハダマグロを、普段から交流のある白浜町日置の民宿・料理店「たつのや」に無償で提供した。
同店は、田辺市新庄町にある系列店の「勘八屋」で11日、持ち帰り限定にして、1食100円で販売した。当初は100食限定にするつもりだったが反響が大きく、材料がある限り販売。それでも昼すぎまでに約180食が完売したという。
勘八屋は15日から店内での飲食を休止し、持ち帰り用の弁当と海鮮ちらしずしの販売を始める。
伊森雅弘店長(42)は「大変な時だけれど、知恵を絞って乗り切っていきたい。外出を控えている時にも家庭で専門店の味を楽しんでもらえれば」と話している。
マグロを提供したのはすさみ町周参見の「第八大洋丸」(長野好孝船長)。6日に釣った約55キロのキハダマグロを、普段から交流のある白浜町日置の民宿・料理店「たつのや」に無償で提供した。
同店は、田辺市新庄町にある系列店の「勘八屋」で11日、持ち帰り限定にして、1食100円で販売した。当初は100食限定にするつもりだったが反響が大きく、材料がある限り販売。それでも昼すぎまでに約180食が完売したという。
勘八屋は15日から店内での飲食を休止し、持ち帰り用の弁当と海鮮ちらしずしの販売を始める。
伊森雅弘店長(42)は「大変な時だけれど、知恵を絞って乗り切っていきたい。外出を控えている時にも家庭で専門店の味を楽しんでもらえれば」と話している。