和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年12月18日(木)

秋のツーリング安全に/県警 護摩壇山で啓発

道の駅ごまさんスカイタワー駐車場で、ライダーに安全運転を呼びかける田辺署員ら(田辺市龍神村龍神で)
道の駅ごまさんスカイタワー駐車場で、ライダーに安全運転を呼びかける田辺署員ら(田辺市龍神村龍神で)
 秋の全国交通安全運動(21~30日)に先立ち、県警は20日、田辺市龍神村龍神、護摩壇山にある道の駅ごまさんスカイタワーなどで、ライダーやドライバーに交通事故防止を呼びかける啓発活動をした。


 秋の行楽シーズンに入り、特に二輪車の交通事故の増加が心配される。この日はツーリング客の立ち寄りが多い県内各地の道の駅、高速道路のパーキングエリアなどで啓発した。

 ごまさんスカイタワー駐車場では、小雨と霧もあり、二輪のライダーの姿はやや少なめだった。管轄する田辺署から中峰恵也署長をはじめとする署員7人が「安全運転に心がけてください」などと呼びかけながら、チラシ、ウエットティッシュといった啓発品のセットを配った。休憩する自動車のドライバーにも声かけをした。

 同僚ら3人でツーリングに来たという大阪市の会社員出口綜大さん(23)は「高野龍神スカイラインは路面がでこぼこしている所もある。これからも安全運転を心がけていきたい」と話した。

 県警によると、県内の昨年1年間の二輪車での人身事故は292件で、6人が亡くなった。今年は7月末現在で156件(昨年同期比2件減)、死者は6人(同3人増)となっている。