和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月22日(金)

児童らに笑顔 古座川町で小中学校再開

席と席との間隔を開けて授業を受ける児童。全員マスクを着用している(18日、和歌山県古座川町高池で)
席と席との間隔を開けて授業を受ける児童。全員マスクを着用している(18日、和歌山県古座川町高池で)
 2日から臨時休校していた和歌山県古座川町の全小中学校5校で18日、授業が再開された。児童生徒が元気に登校し、午前中だけ授業を受けた。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため休校していたが、県南部に感染が広がっていないことから、同町教委がこの日の再開を決めていた。

 67人の児童が通う高池小学校では、全員が元気に登校した。休憩時間には運動場でボールを蹴ったり、追い掛けたりして遊ぶ光景が見られた。

 6年生の橋本充生君は「休校中は自宅で勉強したり、ゲームをしたりしていたが、友達と会えなかったので退屈だった。卒業式が明日あるので、今日みんなに会えてうれしかった」と笑顔で話した。

 大畑眞校長は「休校中、教師が家庭訪問をして自宅学習を見守ったが、年度末で復習など仕上げの学習が残っていたので再開はありがたい。24日に修了式が予定されている。これからも安全に十分配慮しながら対応していきたい」と話した。

 同校では玄関や各教室の入り口にアルコール消毒液を置いているほか、児童の座席も教室の広さを最大限使い普段より間隔を空けて設置している。また、児童も全員マスクを着用するなどし、感染予防を徹底させている。