広まる実践型インターン
学生と経営者が協力して企業課題に取り組む実践型インターンシップ(就業体験)が、和歌山県紀南地方で広まりつつある。企業は新サービスや業務の見直しに挑戦でき、学生も就業体験にとどまらない経験ができる。大学のない紀南で、今春も10人の大学生が業種もさまざまな5社に新風を吹き込んだ。
実践型インターンシップは、短期の見学や体験でなく、1カ月以上かけてプロジェクトに取り組む。紀南では田辺市東陽の教育会社「トゥデイ」が2022年から手がけている。今回は大学生が2月中旬から3月末まで活動した。
参加の大学生が一堂に集った活動報告会が3月28日、田辺市内であった。受け入れ企業をはじめ、プロジェクトを通じた関係者らが参加し、質疑応答などもあった。
田辺市朝日ケ丘の建設コンサルタント会社「初山」では、地域創生と土木業界の課題解決を目標に「つり橋を巡る観光商品」開発に取り組んだ。モニターツアーを企画した東海大学3年の原日菜子さんは「つり橋は生活に密着しており、スリルだけではない魅力がある。ディープな体験をしたい人、土木建築業を目指す人などをターゲットにできないか」と提案した。
初山の担当者は「ツアー実現には地域とのコミュニケーションや管理者との交渉など課題はあるが、前に進めたい」と感謝し、「今回苦労した経験はきっと生きる」とエールを送った。
田辺市上の山1丁目の内装・外装工事「横田」では、大学生2人が紀州材を使ったたる型の「バレルサウナ」のPRと営業を担当した。宇都宮大学2年の五賀雄大さんと中央大学3年の佐藤航さんが目標としていた期間中での販売には至らなかったが、商談中の案件もあり、横田の担当者が引き継いで進めるという。
実践型インターンシップは、短期の見学や体験でなく、1カ月以上かけてプロジェクトに取り組む。紀南では田辺市東陽の教育会社「トゥデイ」が2022年から手がけている。今回は大学生が2月中旬から3月末まで活動した。
参加の大学生が一堂に集った活動報告会が3月28日、田辺市内であった。受け入れ企業をはじめ、プロジェクトを通じた関係者らが参加し、質疑応答などもあった。
田辺市朝日ケ丘の建設コンサルタント会社「初山」では、地域創生と土木業界の課題解決を目標に「つり橋を巡る観光商品」開発に取り組んだ。モニターツアーを企画した東海大学3年の原日菜子さんは「つり橋は生活に密着しており、スリルだけではない魅力がある。ディープな体験をしたい人、土木建築業を目指す人などをターゲットにできないか」と提案した。
初山の担当者は「ツアー実現には地域とのコミュニケーションや管理者との交渉など課題はあるが、前に進めたい」と感謝し、「今回苦労した経験はきっと生きる」とエールを送った。
田辺市上の山1丁目の内装・外装工事「横田」では、大学生2人が紀州材を使ったたる型の「バレルサウナ」のPRと営業を担当した。宇都宮大学2年の五賀雄大さんと中央大学3年の佐藤航さんが目標としていた期間中での販売には至らなかったが、商談中の案件もあり、横田の担当者が引き継いで進めるという。
