和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年04月12日(土)

健闘願い花冠作り トライアスロン大会に向け 白浜中、和歌山

講師の大谷幸生さん(右)から花冠の作り方を学ぶ生徒たち=6日、和歌山県白浜町で
講師の大谷幸生さん(右)から花冠の作り方を学ぶ生徒たち=6日、和歌山県白浜町で
 和歌山県白浜町、白浜中学校の生徒13人が6日、町中央公民館で花冠の作り方を学んだ。5月18日に町内で開催される「第10回南紀白浜トライアスロン大会」の入賞者に贈るためで、町内で生産されたスターチスやガーベラで花冠を完成させた。

 同町の白良浜とハワイ・ホノルル市のワイキキビーチの友好姉妹浜提携が締結されて今年で25周年。ハワイのトライアスロン大会では、入賞者に花冠を贈っていることを知り、町の大会でも今回初めて贈ることになった。

 花輪や首飾りを贈るハワイの伝統文化「レイメイキング」を教えている会社「UMAHANA」(東京都)の大谷幸生社長(55)が講師を務め、生徒に作り方を教えた。

 生徒は大会当日の朝、新たに花冠を作り、男女それぞれの上位入賞者ら計13人に表彰式で直接渡す予定。

 白浜中3年の小森一郎さん(14)は「花冠を作るのはそれほど難しくなく、楽しかった。表彰式で渡すのが楽しみ」と話した。

■全国から400人出場

 トライアスロン大会(実行委員会主催)は、白浜の知名度向上や白浜ファンの開拓などを目的に2014年から開催している。今回は全国から約400人が出場し、白良浜、円月島など風光明媚(めいび)なコースを駆け抜ける。時間は午前8時~午後0時半。荒天中止。

 大会は、スイム(水泳)1・5キロ、バイク(自転車)40キロ、ラン(走り)10キロの合計タイムを競う。スタートは白良浜、ゴールは白浜会館。

 選手は、白良浜で泳いだ後、自転車に乗って湯崎を通り、三段と権現谷間を3周、旧南紀白浜空港跡地を3周する。その後、自転車を降り、平草原公園内を通って三段、白良浜、瀬戸、臨海、江津良を経て白浜会館まで走る。

 コースとなる各地区の道路では当日、片側通行などの交通規制がある。

 実行委員会は、大会当日、運営に協力するボランティアを募集している。

 問い合わせは、大会事務局(0739・43・6588)へ。