和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年03月28日(金)
提供:PR TIMES
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廃棄物として回収されたプラスチックで自動車部品!?京都府亀岡市はトヨタ紡織株式会社と連携し、技術検証をスタート!

亀岡市
トヨタ紡織株式会社と「かめおか未来づくり環境パートナーシップ協定」を令和7年3月17日締結。双方の課題解決に向けた第一歩を開始。


かめおか未来づくり環境パートナーシップ協定


亀岡市×トヨタ紡織株式会社

京都府亀岡市(市長:桂川孝裕)は、多くの事業者の皆さまと共に、地域資源を活用した新たな価値の創出による持続可能なまちづくりに向けて取り組んでいます。
この度、この主旨に賛同していただいたトヨタ紡織株式会社(カーボンニュートラル環境センターCCNO:鈴村浩己氏)と、「かめおか未来づくり環境パートナーシップ協定」を締結し、市中から廃棄物として回収されたプラスチックを自動車部品に活用するための技術検証に連携して取り組みます。
■トヨタ紡織株式会社とは?
トヨタ紡織株式会社は、内装システムサプライヤーとして主にシート、内外装、ユニット部品を製造・販売しています。トヨタグループの創始者 豊田佐吉氏が1918年に創業。本社は愛知県刈谷市で売上高は1兆9,536億円(連結: 2023年度)の企業です。
■実施の背景
次の背景により、双方が環境政策に関する取り組みを推進するため、連携協定の締結に至りました。
社会情勢
令和5年7月に欧州委員会(EU内閣)がELV(使用済自動車)規則案を発表。この規則では、新車製造時においてPCR(Post Consumer Recycled:市場で使用済みの製品を回収、再生資源化すること。以下、PCR)由来のプラスチックを25%以上使用することを義務付けています。
こうした背景から、自動車業界では、PCR由来プラスチックの自動車部品への活用を検討し、原料確保の動きが広がってきています。
本市の取り組み
一方、各自治体においては、廃棄物の削減、脱炭素などの課題解決に向けたプラスチックの資源化が強く求められています。亀岡市では、環境先進都市を目指した各種取り組みを進めています。
2018年の「プラスチックごみゼロ宣言」、2021年の「レジ袋提供禁止条例」施行などにより、プラスチックごみの分別徹底を進めており、サーキュラーエコノミーの実現を目指しています。
<参考>
亀岡市の取り組み https://www.city.kameoka.kyoto.jp/site/kankyou/
■連携内容
・自治体、動脈産業、静脈産業の連携体制を構築します。
・廃棄物として回収したプラスチックを自動車部品に活用するための技術検証に取り組みます。
・その他、双方の課題解決に向けた取組を推進します。

協定の取り組み内容

亀岡市長 桂川孝裕

亀岡市長 桂川孝裕
現在、市民の皆さんに分別していただいたプラスチックごみは、再資源化され、市の指定ごみ袋として還元される循環型システムを構築しています。
今回の協定に基づき、一般家庭から排出されるプラスチックごみを用いた自動車部品製造の実証実験に取り組むことで、プラスチックごみの産業利用という新たな道が開かれることを期待します。



■協定締結式

亀岡市長 桂川孝裕

トヨタ紡績株式会社カーボンニュートラル環境センター   CCNO 鈴村浩己氏

【日時】
令和7年3月17日(月)午前9時~9時30分
【会場】
亀岡市役所 地下1階 開かれたアトリエ
【出席者】
・トヨタ紡織株式会社カーボンニュートラル環境センターCCNO 鈴村浩己氏
・亀岡市長 桂川孝裕
■かめおか未来づくり環境パートナーシップ協定とは?

亀岡市全景

かめおか未来づくり環境パートナーシップ協定は、亀岡市が持続可能なまちづくりを目指し、企業や団体と連携して環境問題に取り組むための協定です。令和7年3月時点で23社との連携を締結しています。
主な目的は、次の通りです。
持続可能な開発目標(SDGs)の推進
環境、経済、社会の三側面を統合的に取り組み、持続可能なまちづくりを目指します。
地域資源の活用:
地域資源を活用した新たな価値を創出し、地域の活性化を図ります。
環境問題への取り組み
プラスチックごみ削減、廃棄物削減、資源循環、脱炭素社会の実現など、様々な環境問題に取り組みます。
この協定を通じて、亀岡市は様々な企業と連携し、以下のような活動を行っています。
廃食油の回収・リサイクル
家庭から出る廃食油を回収し、SAF(持続可能な航空燃料)の原料として活用するなど、資源の有効活用を促進します。
環境に配慮した製品の開発・普及
生分解性プラスチックを使用した農業資材やごみ袋の開発、普及を支援します。
環境教育の推進
環境に関する教育プログラムを実施し、市民の環境意識を高めます。
この協定は、亀岡市が「世界に誇れる環境先進都市」を目指すための重要な取り組みであり、様々な企業や団体との連携を通じて、持続可能な未来づくりを目指しています。

具体的な連携先(一例)※順不同
BRITA Japan株式会社、タイガー魔法瓶株式会社、株式会社カネカ、株式会社JTBなど

詳細を見る
■お問い合わせ先
京都府亀岡市 環境先進都市推進部
資源循環推進課 担当:名倉(なぐら)
TEL:0771-55-5305
E-mail:kankyo-jigyou@city.kameoka.lg.jp
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