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2025年03月26日(水)
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【東芝エネルギーシステムズ】SGET札幌1,2蓄電所の建設プロジェクトを受注

2025-3-25
東芝エネルギーシステムズ株式会社


SGET札幌1,2蓄電所の建設プロジェクトを受注
―国内最大級、定格出力100MWの系統用蓄電所を建設、再エネの有効活用を促進―


 

 当社は、スパークス・グループ株式会社(以下、「SHC」)、関西電力株式会社、JA三井リース株式会社が共同出資する特別目的会社(SPC)から、同社の系統用蓄電所であるSGET札幌1蓄電所およびSGET札幌2蓄電所の2案件(以下、札幌1,2蓄電所)について、蓄電池の調達を含む、定置型蓄電池システム建設プロジェクト一式を受注しました。札幌1,2蓄電所は合計で定格出力100MW、定格容量351MWh注1の国内最大級の系統用蓄電所で、2028年4月に稼働予定です。

 系統用蓄電所は、送電網や発電所の電力系統に接続し、電力の余剰時には充電を行い、不足時には放電を行う発電所で、季節や天候により発電量が大きく変動する再生可能エネルギー(以下、「再エネ」)の有効活用を促進します。
 本年2月に閣議決定した「第7次エネルギー基本計画」において国内の電源構成比率は、再生可能エネルギーの比率が急速に高まり、2023年度の22.9%(速報値)から2040年度には4割~5割を占める重要な電源となります。これに伴い系統用蓄電池の導入が加速し、2030年には最大で、2024年比約10倍となる定格容量累計で23.8GWhの導入が見込まれてます注2。

 当社は今まで多数の大規模太陽光発電所向けの建設プロジェクトを受注しており、蓄電所全体における高い機器設計力および建設技術力を保有しています。これらを生かし、本工事においても建設工事リスクを低減した上で、寒冷地における冬季休工も考慮しながら短工期での建設工事を進めていきます。

 当社は、今後も再エネ電源活用に向けた蓄電池システムについて品質の高いEPC注3や運用保守サービスを提供していきます。また、この蓄電池を活用し、今後国内で拡大が想定される電力の卸売市場や需給調整市場などにおいて、電力を効率的に売買する「再エネアグリゲーションサービス」の事業も拡大します。これらのサービスを通じ、再エネを活用した安定的かつ効率的な電力システムの実現に貢献してまいります。

注1 定格出⼒は瞬間的な出⼒の⼤きさ、定格容量は放電可能な電力量のこと。
注2 経済産業省「第三回GX実現に向けた専門家WG資料」https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/gx_jikkou_kaigi/senmonka_wg/dai3/siryou.pdf
注3 EPC(Engineering Procurement and Construction):設計(Engineering)、調達(Procurement)、据付工事(Construction)


SGET札幌1,2蓄電所建設工事の概要
事業者  : SGET札幌1蓄電所合同会社、SGET札幌2蓄電所合同会社
建設予定地:北海道札幌市
定格出力 :50MW×2
定格容量 :175.5MWh×2
運転開始 :2028年4月(予定)
受注範囲 :EPC(土木建築工事と発電設備工事一式(蓄電池調達含む))


蓄電所イメージ


[画像1]https://digitalpr.jp/simg/1398/106523/350_211_2025032510001767e200217fc4d.jpg






以上









*東芝エネルギーシステムズ株式会社は株式会社東芝の100%子会社です。




プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/106523
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