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【セキュリティレポート】4.6億通の国内組織における受信メールを分析 悪性メールは42%、うち91%はフィッシング
情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)は、日本国内の組織における受信メール約4.6億通を集計し、悪性メールを分析したセキュリティレポートを公開しました。
調査概要
今回の調査※1は、国内の組織818を対象に「受信したメール」約4.6億通の集計をおこないました。海外の企業、組織を対象としたメール調査が多く見られる中、国内における企業、団体の受信メールを対象としています。
今回の調査では、対象となる受信メールから、「悪性メール」「正常メール」の分類を行い、その「悪性メール」はどのような理由で悪性と判定されたのかを調査しました。本調査において記載している「悪性メール」とは、添付ファイルの開封や、記載されたURLを開くことで、マルウェアへの感染やフィッシングサイトへの誘導などの可能性があるメールを指します。※2
※1…集計期間:2024年8月~2025年2月
組織数:国内818
受信メール数:4.56億
※2…悪性メールの判定は、m-FILTER の Anti-Spam(アンチスパム)機能および偽装メール対策機能の判定結果を用いています。また、これらの機能を利用している組織のみに絞って集計しています。
調査対象4.6億通のうち、42%が悪性メール
調査の結果、対象となる約4.6億通のメールのうち、42%に当たる約1.9億通が悪性メールとしてブロックの対象となりました。また月別のグラフで見ると、悪性メールは年末にかけて増加し始め、特に2024年12月は激増し、11月と比較すると約2.5倍増加していました。また、12月は悪性メールの割合が59%と、正常メールを上回りました。
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/1854/106533/700_319_2025032417265767e1175194b82.png
悪性メールのうち91%がフィッシングメール 上位4ブランドで過半数占める
調査では「悪性メール」と判定されたメールについて、どのような理由で悪性判定されたのかを調査しました。その結果、「悪性メール」のうち91%がフィッシングメールであることがわかりました。
以下の図は悪性メールの内、フィッシングメールに悪用されたブランド名の分類データです。※3
内訳を見ると、上位4つのブランドのフィッシングメールだけで半数を占めることが分かります。
(Amazon 29%、Pay Pay 10%、えきねっと 6%、三井住友 6%)
詳細レポートではブランド別の月別推移、フィッシングメールで最も使用された上位メール件名なども記載しています。
※3…グループ企業は1つのブランドにまとめています。(例:SMBCグループの三井住友カード、三井住友銀行など)
[画像2]https://digitalpr.jp/simg/1854/106533/700_497_2025032417273267e1177467d57.png
アジア圏の「旧正月」時期に悪性メールは急減の傾向
更に細かく日別の集計を見ると、1月末から2月初めにかけて悪性メールが急に減少した期間が見受けられました。また、その減少している期間は、「旧正月(今年は2025年1月29日)」の期間とほぼ一致していましたが、その因果関係については不明です。
[画像3]https://digitalpr.jp/simg/1854/106533/700_612_2025032417274067e1177cae9d9.png
「旧正月」とは旧暦でのお正月のことで、アジア圏では複数の国で祝われ、一部の国では「春節」とも呼ばれます。旧正月を祝う国では、前日の大晦日から一週間程度が国の休日となるところが多いとのことです。
その他の悪性メール
フィッシングメール以外の「悪性メール」は、全体の9%であり、内訳には以下が含まれています。
アカウントや支払い情報の確認を要求するようなもの
バウンスメール(メールが送信できなかったと装うもの)
ブランドコピー品や男性用の薬等の販売・宣伝
懸賞品やポイントを入手できると称するもの
セクストーションメール(性的な写真や動画を手に入れたと嘘をつき、公開されたくなければ金銭を仮想通貨等で支払うよう脅迫するもの)
マルウェアに感染させる目的のメール
その他様々な広告や、迷惑メール(例えば、2024年8月には地震発生に便乗し、偽の義援金を募集する不審なメールも報告されています。※4
※4…独立行政法人国民生活センタWebサイトを参考(https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240830_1.html
)
詳細のセキュリティレポートはこちら
[2025年3月公開] 4.6億通の国内組織における受信メールを分析 悪性メールは42%、うち91%はフィッシング https://www.daj.jp/security_reports/45/
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本件に関するお問合わせ先
広報課 畑楠・関 TEL : 03-5220-1670/ E-mail : press@daj.co.jp
関連リンク
セキュリティレポート
https://www.daj.jp/security_reports/45/
プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/106533
調査概要
今回の調査※1は、国内の組織818を対象に「受信したメール」約4.6億通の集計をおこないました。海外の企業、組織を対象としたメール調査が多く見られる中、国内における企業、団体の受信メールを対象としています。
今回の調査では、対象となる受信メールから、「悪性メール」「正常メール」の分類を行い、その「悪性メール」はどのような理由で悪性と判定されたのかを調査しました。本調査において記載している「悪性メール」とは、添付ファイルの開封や、記載されたURLを開くことで、マルウェアへの感染やフィッシングサイトへの誘導などの可能性があるメールを指します。※2
※1…集計期間:2024年8月~2025年2月
組織数:国内818
受信メール数:4.56億
※2…悪性メールの判定は、m-FILTER の Anti-Spam(アンチスパム)機能および偽装メール対策機能の判定結果を用いています。また、これらの機能を利用している組織のみに絞って集計しています。
調査対象4.6億通のうち、42%が悪性メール
調査の結果、対象となる約4.6億通のメールのうち、42%に当たる約1.9億通が悪性メールとしてブロックの対象となりました。また月別のグラフで見ると、悪性メールは年末にかけて増加し始め、特に2024年12月は激増し、11月と比較すると約2.5倍増加していました。また、12月は悪性メールの割合が59%と、正常メールを上回りました。
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/1854/106533/700_319_2025032417265767e1175194b82.png
悪性メールのうち91%がフィッシングメール 上位4ブランドで過半数占める
調査では「悪性メール」と判定されたメールについて、どのような理由で悪性判定されたのかを調査しました。その結果、「悪性メール」のうち91%がフィッシングメールであることがわかりました。
以下の図は悪性メールの内、フィッシングメールに悪用されたブランド名の分類データです。※3
内訳を見ると、上位4つのブランドのフィッシングメールだけで半数を占めることが分かります。
(Amazon 29%、Pay Pay 10%、えきねっと 6%、三井住友 6%)
詳細レポートではブランド別の月別推移、フィッシングメールで最も使用された上位メール件名なども記載しています。
※3…グループ企業は1つのブランドにまとめています。(例:SMBCグループの三井住友カード、三井住友銀行など)
[画像2]https://digitalpr.jp/simg/1854/106533/700_497_2025032417273267e1177467d57.png
アジア圏の「旧正月」時期に悪性メールは急減の傾向
更に細かく日別の集計を見ると、1月末から2月初めにかけて悪性メールが急に減少した期間が見受けられました。また、その減少している期間は、「旧正月(今年は2025年1月29日)」の期間とほぼ一致していましたが、その因果関係については不明です。
[画像3]https://digitalpr.jp/simg/1854/106533/700_612_2025032417274067e1177cae9d9.png
「旧正月」とは旧暦でのお正月のことで、アジア圏では複数の国で祝われ、一部の国では「春節」とも呼ばれます。旧正月を祝う国では、前日の大晦日から一週間程度が国の休日となるところが多いとのことです。
その他の悪性メール
フィッシングメール以外の「悪性メール」は、全体の9%であり、内訳には以下が含まれています。
アカウントや支払い情報の確認を要求するようなもの
バウンスメール(メールが送信できなかったと装うもの)
ブランドコピー品や男性用の薬等の販売・宣伝
懸賞品やポイントを入手できると称するもの
セクストーションメール(性的な写真や動画を手に入れたと嘘をつき、公開されたくなければ金銭を仮想通貨等で支払うよう脅迫するもの)
マルウェアに感染させる目的のメール
その他様々な広告や、迷惑メール(例えば、2024年8月には地震発生に便乗し、偽の義援金を募集する不審なメールも報告されています。※4
※4…独立行政法人国民生活センタWebサイトを参考(https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240830_1.html
)
詳細のセキュリティレポートはこちら
[2025年3月公開] 4.6億通の国内組織における受信メールを分析 悪性メールは42%、うち91%はフィッシング https://www.daj.jp/security_reports/45/
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本件に関するお問合わせ先
広報課 畑楠・関 TEL : 03-5220-1670/ E-mail : press@daj.co.jp
関連リンク
セキュリティレポート
https://www.daj.jp/security_reports/45/
プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/106533