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【摂南大学】産学官民連携はコミュニケーションからはじまる 約220人が参加!「関西ネットワークシステム定例会」を開催
学校法人常翔学園
~基調講演・活動報告・異分野65組による大規模プレゼンテーション~
摂南大学(学長:久保康之)の地域総合研究所は、3月8日に寝屋川キャンパスで、「産学官民連携はコミュニケーションからはじまる」をテーマに「第81回関西ネットワークシステム定例会」を開催しました。産学官民メンバーによる異分野コミュニティー「関西ネットワークシステム(KNS)」との共催。当日は、産業界、地方自治体、教育業界などから約220人が参加し、基調講演や活動紹介に加え、異分野65組による大規模なプレゼンテーションを行いました。
【本件のポイント】
・寝屋川キャンパスで「第81回関西ネットワークシステム定例会」を開催、約220人が参加
・産学官民メンバー65組による大規模プレゼンテーションを実施
・摂南大学からは教職員および学生計17人がプレゼンターとして登壇

登壇の様子

■第81回関西ネットワークシステム定例会 in 摂南大学 寝屋川キャンパス 開催概要
日 時:2025年3月8日(土)13:00~20:00
場 所:摂南大学 寝屋川キャンパス(大阪府寝屋川市池田中町17ー8)
内 容:基調講演/KNSの活動紹介/プレゼン大会/交流会
テーマ:産学官民連携はコミュニケーションからはじまる
主 催:関西ネットワークシステム(KNS)
共 催:摂南大学 地域総合研究所
後 援:関西ベンチャー学会
■関西ネットワークシステム(KNS)とは
関西ネットワークシステムは、関西を中心に活動する産学官民メンバーによる異分野コミュニティーです。2003年に発足し、「産学官民連携はコミュニケーションからはじまる」をテーマに、1100回を超える活動を続けてきました。
産学官民の有機的ネットワークを形成し、関西の科学技術と産業の振興、地域経済の活性化に寄与することを目指しています。活動はメンバーの自主的かつ積極的なボランティア精神で支えられており、定例会、ワークショップ、情報交流を通じて信頼関係を築き、ビジネスや共同研究などのさまざまなシーンでの協働を生み出しています。
URL:https://kns.gr.jp/about/

■開催内容
<基調講演>
摂南大学 研究・産官学連携担当副学長/薬学部長 佐久間 信至
「企業人/大学人としての産学連携」
佐久間教授は第一製薬(現・第一三共)での15年間と本学での21年間の職務経験を持ち、企業と大学の双方の視点から産学連携に携わってきました。講演では、「企業と大学は互いに異なる文化や目標を持ちながらも、両者の強みを生かした連携によって革新的な成果を生み出せる」と説明。自身が関わった製剤・DDS(ドラッグデリバリーシステム)研究における産学共同研究の具体例を示しながら、「産学連携の真の価値は技術移転だけでなく、異なる発想や専門知識の融合にある」と強調。36年間の研究者人生で培った経験から、持続可能な産学連携のあり方について提言しました。

<活動紹介>
住環境デザイン学科 教授 川上 比奈子、生命科学科 教授 松尾 康光
「光合成建築プロジェクト」
植物の光合成を建築に応用する技術開発について紹介しました。植物の葉緑体からチラコイド膜の「光化学系II複合体」を抽出し、光バイオ燃料電池として活用。この技術により、光合成で生成された水素イオンを電気エネルギーに変換し、同時に酸素を生み出すことに成功しています。この技術を建築素材に組み込むことで、環境に優しい「光合成建築」の実現を目指しています。

薬学科2年 岡田 高尚
「摂南バニラコーラプロジェクト」
開学50周年記念事業(愛称 むむプ)の1つである本プロジェクトでは、漢方研究部有志が、薬学部附属薬用植物園で栽培されたバニラを活用したオリジナルクラフトコーラの開発について紹介しました。2024年度からの4年計画で、伊勢くすり本舗などと連携し、第一弾はバニラ、サンザシ、サンショウを使用し「食事のお供」をコンセプトに開発。商品名「ウィズコーラ/with COLA」として、2025年3月のオープンキャンパスで試飲会を実施予定です。今後は伊勢市や京田辺市の特産品を加えた第二弾、第三弾の展開も予定しています。

現代社会学科 1年 藤本 啓雄、松野 心々花、日野 隼瑛、山口 あきら、横川 悠希
「まちライブラリープロジェクト」
現代社会学部のFAL(フィールドアクティブラーニング)の授業で、まちライブラリープロジェクトに参加した学生たちは、関西のユニークなまちライブラリーを取材しました。まちライブラリーは、本を媒介にした人の集まる地域の居場所「サードプレイス」としての私設図書館です。取材した内容を昨年9月に北海道千歳市で開催された「ブックフェスジャパン2024」の前夜祭のトークイベントで紹介しました。今回の報告は、そこで紹介したことの一部を、ダイジェスト版にしてプレゼンしたものです。

<65組のプレゼンテーション>
産学官民メンバー65組のプレゼンテーションを実施し、摂南大学からは8人がプレゼンターとして登壇しました。薬学科5年 中森 海斗さんは、所属する研究室でマウスの代替実験動物として利用する蚕をキャラクターデザインする過程をプレゼン。登壇者それぞれが異なる分野をテーマに、その魅力や活動内容を語りました。
薬学科 5年 中森 海斗
「蚕の擬人化キャラクターをデザインしてみた」
所属する研究室では蚕をマウスの代替実験動物として利用しており、敬遠されやすい蚕に愛着を持たせたいという理由で、先生からイラスト作成の依頼を受けました。キャラクターデザインの流れで取り入れた蚕の特徴や要素、ラフ画作成から細部を調整して完成に至るまでを紹介。蚕による糖尿病に関する研究内容についても解説しました。

(順不同)
全学教育機構 助教 西村 晃一
「社会全体のウェルビーイングの向上を目指した研究」
ストレスのサインや自律神経のバランスについて、自分自身を大切に思う「セルフコンパッション」などについて説明しました。
教務課 嶺本 朋希
「通勤ランをはじめたら、サブ3.5が達成できた話」
フルマラソンを3時間30分以内に走ることを目的に通勤時のランニングをはじめたことで起きた変化や結果について報告しました。
薬学科 講師 伊藤 優
「二国間交流事業(ベトナムとの共同研究)について」
日本とベトナムとの共同研究や現地調査の様子、二国間交流事業の仕組みについて解説しました。
地域総合研究所 事務局 吉田 雄一朗
「地域総合研究所の最新動向」
2024年度の地域総合研究所の活動状況を報告しました。
都市環境工学科 講師 久保田 誠也
「摂南大学理工学部の地域連携活動」
理工学部の各学科が取り組んでいる地域連携・社会貢献への展開例を活動写真と共に紹介しました。
経営学科 教授 久保 貞也
「経営情報楽環プロジェクト」
継続的に学生が地域に関わりながら楽しく学び続けられる「経営情報楽環」プロジェクトにおける活動や想いを紹介しました。
経営学科 2年 西口 英里
「久保ゼミや 入口あって 出口なし」
美郷町の観光マップ作成において、かわいいイラストや簡単な文章で読めるものにすることを心がけるなど、重視したポイントを解説しました。
■参加者の声
参加者からは「学生の発表がフレッシュで刺激的だった」「企業と学生が意見を交わせる貴重な機会だと感じた」など、異分野コミュニティーだからこその体験を前向きにとらえる声が上がっていました。また、プレゼン大会後の交流会も多くの方でにぎわい、さまざまな分野の方と交流できる貴重な意見交換の場を存分に楽しんでいる様子でした。

交流会の様子
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~基調講演・活動報告・異分野65組による大規模プレゼンテーション~
摂南大学(学長:久保康之)の地域総合研究所は、3月8日に寝屋川キャンパスで、「産学官民連携はコミュニケーションからはじまる」をテーマに「第81回関西ネットワークシステム定例会」を開催しました。産学官民メンバーによる異分野コミュニティー「関西ネットワークシステム(KNS)」との共催。当日は、産業界、地方自治体、教育業界などから約220人が参加し、基調講演や活動紹介に加え、異分野65組による大規模なプレゼンテーションを行いました。
【本件のポイント】
・寝屋川キャンパスで「第81回関西ネットワークシステム定例会」を開催、約220人が参加
・産学官民メンバー65組による大規模プレゼンテーションを実施
・摂南大学からは教職員および学生計17人がプレゼンターとして登壇

登壇の様子

■第81回関西ネットワークシステム定例会 in 摂南大学 寝屋川キャンパス 開催概要
日 時:2025年3月8日(土)13:00~20:00
場 所:摂南大学 寝屋川キャンパス(大阪府寝屋川市池田中町17ー8)
内 容:基調講演/KNSの活動紹介/プレゼン大会/交流会
テーマ:産学官民連携はコミュニケーションからはじまる
主 催:関西ネットワークシステム(KNS)
共 催:摂南大学 地域総合研究所
後 援:関西ベンチャー学会
■関西ネットワークシステム(KNS)とは
関西ネットワークシステムは、関西を中心に活動する産学官民メンバーによる異分野コミュニティーです。2003年に発足し、「産学官民連携はコミュニケーションからはじまる」をテーマに、1100回を超える活動を続けてきました。
産学官民の有機的ネットワークを形成し、関西の科学技術と産業の振興、地域経済の活性化に寄与することを目指しています。活動はメンバーの自主的かつ積極的なボランティア精神で支えられており、定例会、ワークショップ、情報交流を通じて信頼関係を築き、ビジネスや共同研究などのさまざまなシーンでの協働を生み出しています。
URL:https://kns.gr.jp/about/

■開催内容
<基調講演>
摂南大学 研究・産官学連携担当副学長/薬学部長 佐久間 信至
「企業人/大学人としての産学連携」
佐久間教授は第一製薬(現・第一三共)での15年間と本学での21年間の職務経験を持ち、企業と大学の双方の視点から産学連携に携わってきました。講演では、「企業と大学は互いに異なる文化や目標を持ちながらも、両者の強みを生かした連携によって革新的な成果を生み出せる」と説明。自身が関わった製剤・DDS(ドラッグデリバリーシステム)研究における産学共同研究の具体例を示しながら、「産学連携の真の価値は技術移転だけでなく、異なる発想や専門知識の融合にある」と強調。36年間の研究者人生で培った経験から、持続可能な産学連携のあり方について提言しました。

<活動紹介>
住環境デザイン学科 教授 川上 比奈子、生命科学科 教授 松尾 康光
「光合成建築プロジェクト」
植物の光合成を建築に応用する技術開発について紹介しました。植物の葉緑体からチラコイド膜の「光化学系II複合体」を抽出し、光バイオ燃料電池として活用。この技術により、光合成で生成された水素イオンを電気エネルギーに変換し、同時に酸素を生み出すことに成功しています。この技術を建築素材に組み込むことで、環境に優しい「光合成建築」の実現を目指しています。

薬学科2年 岡田 高尚
「摂南バニラコーラプロジェクト」
開学50周年記念事業(愛称 むむプ)の1つである本プロジェクトでは、漢方研究部有志が、薬学部附属薬用植物園で栽培されたバニラを活用したオリジナルクラフトコーラの開発について紹介しました。2024年度からの4年計画で、伊勢くすり本舗などと連携し、第一弾はバニラ、サンザシ、サンショウを使用し「食事のお供」をコンセプトに開発。商品名「ウィズコーラ/with COLA」として、2025年3月のオープンキャンパスで試飲会を実施予定です。今後は伊勢市や京田辺市の特産品を加えた第二弾、第三弾の展開も予定しています。

現代社会学科 1年 藤本 啓雄、松野 心々花、日野 隼瑛、山口 あきら、横川 悠希
「まちライブラリープロジェクト」
現代社会学部のFAL(フィールドアクティブラーニング)の授業で、まちライブラリープロジェクトに参加した学生たちは、関西のユニークなまちライブラリーを取材しました。まちライブラリーは、本を媒介にした人の集まる地域の居場所「サードプレイス」としての私設図書館です。取材した内容を昨年9月に北海道千歳市で開催された「ブックフェスジャパン2024」の前夜祭のトークイベントで紹介しました。今回の報告は、そこで紹介したことの一部を、ダイジェスト版にしてプレゼンしたものです。

<65組のプレゼンテーション>
産学官民メンバー65組のプレゼンテーションを実施し、摂南大学からは8人がプレゼンターとして登壇しました。薬学科5年 中森 海斗さんは、所属する研究室でマウスの代替実験動物として利用する蚕をキャラクターデザインする過程をプレゼン。登壇者それぞれが異なる分野をテーマに、その魅力や活動内容を語りました。
薬学科 5年 中森 海斗
「蚕の擬人化キャラクターをデザインしてみた」
所属する研究室では蚕をマウスの代替実験動物として利用しており、敬遠されやすい蚕に愛着を持たせたいという理由で、先生からイラスト作成の依頼を受けました。キャラクターデザインの流れで取り入れた蚕の特徴や要素、ラフ画作成から細部を調整して完成に至るまでを紹介。蚕による糖尿病に関する研究内容についても解説しました。

(順不同)
全学教育機構 助教 西村 晃一
「社会全体のウェルビーイングの向上を目指した研究」
ストレスのサインや自律神経のバランスについて、自分自身を大切に思う「セルフコンパッション」などについて説明しました。
教務課 嶺本 朋希
「通勤ランをはじめたら、サブ3.5が達成できた話」
フルマラソンを3時間30分以内に走ることを目的に通勤時のランニングをはじめたことで起きた変化や結果について報告しました。
薬学科 講師 伊藤 優
「二国間交流事業(ベトナムとの共同研究)について」
日本とベトナムとの共同研究や現地調査の様子、二国間交流事業の仕組みについて解説しました。
地域総合研究所 事務局 吉田 雄一朗
「地域総合研究所の最新動向」
2024年度の地域総合研究所の活動状況を報告しました。
都市環境工学科 講師 久保田 誠也
「摂南大学理工学部の地域連携活動」
理工学部の各学科が取り組んでいる地域連携・社会貢献への展開例を活動写真と共に紹介しました。
経営学科 教授 久保 貞也
「経営情報楽環プロジェクト」
継続的に学生が地域に関わりながら楽しく学び続けられる「経営情報楽環」プロジェクトにおける活動や想いを紹介しました。
経営学科 2年 西口 英里
「久保ゼミや 入口あって 出口なし」
美郷町の観光マップ作成において、かわいいイラストや簡単な文章で読めるものにすることを心がけるなど、重視したポイントを解説しました。
■参加者の声
参加者からは「学生の発表がフレッシュで刺激的だった」「企業と学生が意見を交わせる貴重な機会だと感じた」など、異分野コミュニティーだからこその体験を前向きにとらえる声が上がっていました。また、プレゼン大会後の交流会も多くの方でにぎわい、さまざまな分野の方と交流できる貴重な意見交換の場を存分に楽しんでいる様子でした。

交流会の様子
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