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水田わさび&大原めぐみ&かかずゆみ&木村昴&関智一:『ドラえもん』メインキャスト、20年の絆とこれから
『映画ドラえもん』シリーズ45周年記念作品となる『映画ドラえもん のび太の絵世界物語(えせかいものがたり)』が3月7日より公開中だ。さらに今年は、2005年にテレビアニメ『ドラえもん』がリニューアルされてから20年の節目の年。ORICON NEWSでは、ドラえもん役の水田わさび、のび太役の大原めぐみ、しずか役のかかずゆみ、ジャイアン役の木村昴、スネ夫役の関智一にインタビュー。“20年”という月日に向き合ってもらった。
【動画】5人で行きたい場所でまさかのプチ喧嘩
――メインキャストとして20年の節目を迎える心境はいかがですか?
【水田わさび(以下、水田)】長く感じないんですよね。気づいたら「あっという間に20年経ったんだ!」という感覚です。私だけかな?
【木村昴(以下、木村)】僕もです。周りからは「もう20年なんですね!」と驚かれるのですが、「えっ、もうそんなに経ったの?」という感じです。
【関智一(以下、関)】まさにそんな感じ。
――木村さんは14歳からジャイアン役を務めていますよね。
【木村】そうですね。
【かかずゆみ(以下、かかず)】その成長をずっと見守ってきたわけですから、そう考えるとすごいですよね。
【水田】すっかり大人になったもんね。そう考えると長いのかな。
【木村】僕、人生の半分以上ジャイアンを演じてますから。
【かかず】時間が経っていますね。
【木村】毎週決まった時間にスタジオで顔を合わせるのが当たり前になっていて、もちろんそれ以外でも集まることはありますが、一緒にいることがルーティンになっているんですよね。だから気づいたら20年経っていたという感じがします。
【かかず】たぶん個々にはいろんな出来事があると思うんですけど、スタジオに入ると『ドラえもん』の世界にすっと戻れる、そういう20年だったのかな。
【水田】それこそが“家族っぽい”んですよね。家族って、いちいち大騒ぎしないじゃないですか。一緒にいるのが当たり前、みたいな。私は毎週、すっぴんでスタジオに行ってますから(笑)。
【関】遠慮なく、おならもできる関係ですしね(笑)。
【かかず】熟年夫婦みたいな(笑)。
【水田】お構いなしの関係性。
【大原めぐみ(以下、大原)】それだけ自然体でいられるってことですよね。
【関】いや、ちゃんと否定しないと本当におならしてると思われちゃいますよ(笑)。
【木村】アフレコ中にはさすがにしませんよ! でも、本番以外だったら気にしないくらいの関係性ではありますね。
【大原】すごく居心地がいいんですよね。
■秘密の共有から始まった強い絆
――皆さんのチーム感は、20年一緒にやってきた賜物なのでしょうか?
【水田】オーディションに受かったあと、正式発表まで誰にも言えない期間があったんです。その間に話せるのはこのメンバーだけで。
【木村】オーディションで決まってから世間に公表されるまで、すごく長く感じたんですよね。
【水田】本当の家族にも誰にも言えなかったので、共有できたのはこの仲間だけだったんです。
【関】秘密を共有することで、一気に結束が強まりましたよね。
【木村】そうですね。しかも、アフレコに入る前に稽古があって…。
【関】詳しくは言えないけど、阿鼻叫喚の稽古でした(笑)。
【木村】新しい『ドラえもん』を作るために、それぞれのキャラクターの方向性を探る時間があって、それが大変だったんです。そのプレッシャーを誰にも話せなかったのですが、「みんなで乗り越えよう!」と励まし合っていました。
【水田】その時点で、もう結束してましたよね。
【木村】その後、みんなで温泉やバーベキューに行ったりして、自然と仲良くなっていきました。僕だけ中学生だったので、少し立場は違いましたけど(笑)。
【水田】温泉やバーベキューの場に自分の子どもを連れていくと、昴くんが子どもたちと遊んでくれて、すごく助かっていた。
【木村】みなさんのお子さんたちのベビーシッターをしてましたから、いつ自分に子どもができても大丈夫です(笑)。いつかみなさんに結婚報告できる日を楽しみにしています!
【水田】お待ちしております(笑)。
――最新作の『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』は、ドラえもんたちが“絵の世界”に飛び込み大冒険を繰り広げる完全オリジナルストーリー。絵の中で出会った仲間たちとドラえもんたちに一体どんな冒険が待ち受けているのか?注目ポイントを教えてください。
【木村】ジャイアンの“あご力”です(笑)。詳細は言えませんが、今まで以上にすごいのでぜひ見てほしい!
【水田】本当にすごかった(笑)。
【かかず】しずかちゃんも、ひみつ道具をたくさん使って大活躍します!
【水田】監督は寺本幸代さん。女性監督ならではの、しずかちゃんの描き方もポイントですね。すごく現代的な女の子として描かれています。
【大原】のび太くんが、映画の中で“パパの絵”を描くのですが、彼の気持ちの変化に注目してほしいです。
【木村】映画のある部分で、のび太くんのパパが言うせりふが最高なんです。
【水田】めちゃくちゃ心に響くセリフですよね。特に大人に刺さる。
【関】映像美にも注目してほしいですね。中世ヨーロッパの世界が舞台になっているのですが、背景が絵画のように美しくて、すごく印象的です。
【水田】私は、のび太くんが描いた世界がすごく好きです。のび太くんが持つ温かさがすべて現れていると思います。
【木村】まだ観ていない方には伝わりにくいかもしれませんが、観たら絶対にわかるので、ぜひ劇場で体感してほしいです!
■これからも『ドラえもん』と共に…それぞれの覚悟
――皆さんにとって『ドラえもん』が人生の一部になっているのがよくわかりました。今後も演じ続けるうえで、大切にしていきたい思いをお聞かせください。
【水田】私にとってドラえもんは最も遠くにいる存在。自分が演じているということは意識せず、これからも丁寧に向き合っていきたいと思っています。役があってこその役者なので、その重みをしっかり守っていきたいですね。いつか誰かにバトンタッチする日が来るわけですが、それまで大切に演じていきたいです。
【木村】でも、水田さんって地声がほぼドラえもんですよね(笑)。
【水田】あえて自分からドラえもんの声をやっています、ということは言わないようにしているのですが、「実は気づいてました」と言われることが増えてきました(笑)。それでも、やっぱり私にとってドラちゃんは特別な存在で、未だに「本当に私がやっているのかな?」と不思議に思うことがあります。彼の存在が大きすぎるんでしょうね。
【大原】私は、のび太くんの気持ちを深く理解しながら、これからも明るく楽しく元気に演じ続けていきたいと思っています。
【かかず】大人になったしずかちゃんを描いたエピソードがありますが、そのしずかちゃんのような穏やかで思いやりのある女性になれたらいいな、という憧れを持って演じることで自分自身の成長にもつながっていると感じます。しずかちゃんは、藤子・F・不二雄先生の優しさが詰まったキャラクターなので、その想いをしっかり受け止め、演じ続けていきたいです。
【木村】めちゃくちゃしずかちゃんですよね。
【かかず】そう言ってもらえるのうれしいのですが、そこはわさびさんと同じで、キャラクターとの距離感は大切にしたいと思っています。
【木村】その気持ちもすごくよくわかります。僕が生まれる前から『ドラえもん』は存在していて、先輩方の声で育ってきました。だからこそ、ジャイアンを演じていること自体、どこか不思議な感覚がずっとあったんです。でも、ここ数年で「いつまでもそんな気持ちでいてはいけないな」と思うようになりました。先輩方へのリスペクトを持ちながら、新しい時代の『ドラえもん』を自信を持って演じていくべきだと感じています。
たてかべ和也さん(先代ジャイアン役)が僕たちにバトンを渡すときに、「僕はジャイアンから、元気と勇気と人気をもらいました」とおっしゃったんです。その言葉がめちゃくちゃかっこいいなと思って印象に残っています。僕も、いつか次の世代にバトンを渡すときに、この言葉を胸を張って言えるようになりたいと思いました。だから、不思議な感覚はあるけれど、自信を持って「俺はジャイアンだ!」と演じ続けたいと思います。
【関】僕はいつも「2次元のキャラクターを3次元の存在として感じてもらえるように」ということを意識して演じています。スネ夫にはこれまでのキャラクター像がありますが、ただそれをなぞるだけではなく、新しい一面を出していけたらいいなと思いながら、これからも向き合っていきます。
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――メインキャストとして20年の節目を迎える心境はいかがですか?
【水田わさび(以下、水田)】長く感じないんですよね。気づいたら「あっという間に20年経ったんだ!」という感覚です。私だけかな?
【木村昴(以下、木村)】僕もです。周りからは「もう20年なんですね!」と驚かれるのですが、「えっ、もうそんなに経ったの?」という感じです。
【関智一(以下、関)】まさにそんな感じ。
――木村さんは14歳からジャイアン役を務めていますよね。
【木村】そうですね。
【かかずゆみ(以下、かかず)】その成長をずっと見守ってきたわけですから、そう考えるとすごいですよね。
【水田】すっかり大人になったもんね。そう考えると長いのかな。
【木村】僕、人生の半分以上ジャイアンを演じてますから。
【かかず】時間が経っていますね。
【木村】毎週決まった時間にスタジオで顔を合わせるのが当たり前になっていて、もちろんそれ以外でも集まることはありますが、一緒にいることがルーティンになっているんですよね。だから気づいたら20年経っていたという感じがします。
【かかず】たぶん個々にはいろんな出来事があると思うんですけど、スタジオに入ると『ドラえもん』の世界にすっと戻れる、そういう20年だったのかな。
【水田】それこそが“家族っぽい”んですよね。家族って、いちいち大騒ぎしないじゃないですか。一緒にいるのが当たり前、みたいな。私は毎週、すっぴんでスタジオに行ってますから(笑)。
【関】遠慮なく、おならもできる関係ですしね(笑)。
【かかず】熟年夫婦みたいな(笑)。
【水田】お構いなしの関係性。
【大原めぐみ(以下、大原)】それだけ自然体でいられるってことですよね。
【関】いや、ちゃんと否定しないと本当におならしてると思われちゃいますよ(笑)。
【木村】アフレコ中にはさすがにしませんよ! でも、本番以外だったら気にしないくらいの関係性ではありますね。
【大原】すごく居心地がいいんですよね。
■秘密の共有から始まった強い絆
――皆さんのチーム感は、20年一緒にやってきた賜物なのでしょうか?
【水田】オーディションに受かったあと、正式発表まで誰にも言えない期間があったんです。その間に話せるのはこのメンバーだけで。
【木村】オーディションで決まってから世間に公表されるまで、すごく長く感じたんですよね。
【水田】本当の家族にも誰にも言えなかったので、共有できたのはこの仲間だけだったんです。
【関】秘密を共有することで、一気に結束が強まりましたよね。
【木村】そうですね。しかも、アフレコに入る前に稽古があって…。
【関】詳しくは言えないけど、阿鼻叫喚の稽古でした(笑)。
【木村】新しい『ドラえもん』を作るために、それぞれのキャラクターの方向性を探る時間があって、それが大変だったんです。そのプレッシャーを誰にも話せなかったのですが、「みんなで乗り越えよう!」と励まし合っていました。
【水田】その時点で、もう結束してましたよね。
【木村】その後、みんなで温泉やバーベキューに行ったりして、自然と仲良くなっていきました。僕だけ中学生だったので、少し立場は違いましたけど(笑)。
【水田】温泉やバーベキューの場に自分の子どもを連れていくと、昴くんが子どもたちと遊んでくれて、すごく助かっていた。
【木村】みなさんのお子さんたちのベビーシッターをしてましたから、いつ自分に子どもができても大丈夫です(笑)。いつかみなさんに結婚報告できる日を楽しみにしています!
【水田】お待ちしております(笑)。
――最新作の『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』は、ドラえもんたちが“絵の世界”に飛び込み大冒険を繰り広げる完全オリジナルストーリー。絵の中で出会った仲間たちとドラえもんたちに一体どんな冒険が待ち受けているのか?注目ポイントを教えてください。
【木村】ジャイアンの“あご力”です(笑)。詳細は言えませんが、今まで以上にすごいのでぜひ見てほしい!
【水田】本当にすごかった(笑)。
【かかず】しずかちゃんも、ひみつ道具をたくさん使って大活躍します!
【水田】監督は寺本幸代さん。女性監督ならではの、しずかちゃんの描き方もポイントですね。すごく現代的な女の子として描かれています。
【大原】のび太くんが、映画の中で“パパの絵”を描くのですが、彼の気持ちの変化に注目してほしいです。
【木村】映画のある部分で、のび太くんのパパが言うせりふが最高なんです。
【水田】めちゃくちゃ心に響くセリフですよね。特に大人に刺さる。
【関】映像美にも注目してほしいですね。中世ヨーロッパの世界が舞台になっているのですが、背景が絵画のように美しくて、すごく印象的です。
【水田】私は、のび太くんが描いた世界がすごく好きです。のび太くんが持つ温かさがすべて現れていると思います。
【木村】まだ観ていない方には伝わりにくいかもしれませんが、観たら絶対にわかるので、ぜひ劇場で体感してほしいです!
■これからも『ドラえもん』と共に…それぞれの覚悟
――皆さんにとって『ドラえもん』が人生の一部になっているのがよくわかりました。今後も演じ続けるうえで、大切にしていきたい思いをお聞かせください。
【水田】私にとってドラえもんは最も遠くにいる存在。自分が演じているということは意識せず、これからも丁寧に向き合っていきたいと思っています。役があってこその役者なので、その重みをしっかり守っていきたいですね。いつか誰かにバトンタッチする日が来るわけですが、それまで大切に演じていきたいです。
【木村】でも、水田さんって地声がほぼドラえもんですよね(笑)。
【水田】あえて自分からドラえもんの声をやっています、ということは言わないようにしているのですが、「実は気づいてました」と言われることが増えてきました(笑)。それでも、やっぱり私にとってドラちゃんは特別な存在で、未だに「本当に私がやっているのかな?」と不思議に思うことがあります。彼の存在が大きすぎるんでしょうね。
【大原】私は、のび太くんの気持ちを深く理解しながら、これからも明るく楽しく元気に演じ続けていきたいと思っています。
【かかず】大人になったしずかちゃんを描いたエピソードがありますが、そのしずかちゃんのような穏やかで思いやりのある女性になれたらいいな、という憧れを持って演じることで自分自身の成長にもつながっていると感じます。しずかちゃんは、藤子・F・不二雄先生の優しさが詰まったキャラクターなので、その想いをしっかり受け止め、演じ続けていきたいです。
【木村】めちゃくちゃしずかちゃんですよね。
【かかず】そう言ってもらえるのうれしいのですが、そこはわさびさんと同じで、キャラクターとの距離感は大切にしたいと思っています。
【木村】その気持ちもすごくよくわかります。僕が生まれる前から『ドラえもん』は存在していて、先輩方の声で育ってきました。だからこそ、ジャイアンを演じていること自体、どこか不思議な感覚がずっとあったんです。でも、ここ数年で「いつまでもそんな気持ちでいてはいけないな」と思うようになりました。先輩方へのリスペクトを持ちながら、新しい時代の『ドラえもん』を自信を持って演じていくべきだと感じています。
たてかべ和也さん(先代ジャイアン役)が僕たちにバトンを渡すときに、「僕はジャイアンから、元気と勇気と人気をもらいました」とおっしゃったんです。その言葉がめちゃくちゃかっこいいなと思って印象に残っています。僕も、いつか次の世代にバトンを渡すときに、この言葉を胸を張って言えるようになりたいと思いました。だから、不思議な感覚はあるけれど、自信を持って「俺はジャイアンだ!」と演じ続けたいと思います。
【関】僕はいつも「2次元のキャラクターを3次元の存在として感じてもらえるように」ということを意識して演じています。スネ夫にはこれまでのキャラクター像がありますが、ただそれをなぞるだけではなく、新しい一面を出していけたらいいなと思いながら、これからも向き合っていきます。
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