学びの成果 一堂に/世界遺産 次世代育成事業/24日まで熊野本宮館
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の価値と魅力を県内の小中高校生らに伝える「次世代育成事業」に参加した子どもたちの学びの成果が、田辺市本宮町の世界遺産熊野本宮館で展示されている。24日まで。
県世界遺産協議会(会長=岸本周平知事)の次世代育成事業は、事前に学習をした上で実際に現地を訪れてウオークや道普請などが体験できるプログラム。2008年度に始まり、これまでに延べ約140校、約1万2千人の児童生徒が世界遺産について学んだ。
今回展示しているのは、24年度に次世代育成事業に参加した14校の児童や生徒が学習の成果をまとめたもの。
上富田町の岡小学校は6年生が発心門王子から熊野本宮大社まで熊野古道中辺路を歩き、途中で道普請も体験。児童それぞれが新聞形式のレイアウトで写真も使い「世界遺産を守るボランティアになれてうれしかった」など感じたことを表現した。
田辺市の会津小学校は「田辺の歩き方」というタイトルの冊子を展示。6年生が熊野古道を歩いた体験や熊野古道の説明にとどまらず、観光客へのインタビューや初心者にお薦めする熊野古道のコース、名所、グルメなど盛りだくさんの内容に仕上げている。
この事業を担当している県世界遺産センター(田辺市本宮町)の土永択也副主査(31)は「子どもたちは体験を通じ、世界遺産が大切なものであると感じ取ってくれたと思う。世界遺産という同じテーマでも学校ごとの特色が出ていて見応えがあり、ぜひ多くの方に見てもらえたら」と話している。
県世界遺産協議会(会長=岸本周平知事)の次世代育成事業は、事前に学習をした上で実際に現地を訪れてウオークや道普請などが体験できるプログラム。2008年度に始まり、これまでに延べ約140校、約1万2千人の児童生徒が世界遺産について学んだ。
今回展示しているのは、24年度に次世代育成事業に参加した14校の児童や生徒が学習の成果をまとめたもの。
上富田町の岡小学校は6年生が発心門王子から熊野本宮大社まで熊野古道中辺路を歩き、途中で道普請も体験。児童それぞれが新聞形式のレイアウトで写真も使い「世界遺産を守るボランティアになれてうれしかった」など感じたことを表現した。
田辺市の会津小学校は「田辺の歩き方」というタイトルの冊子を展示。6年生が熊野古道を歩いた体験や熊野古道の説明にとどまらず、観光客へのインタビューや初心者にお薦めする熊野古道のコース、名所、グルメなど盛りだくさんの内容に仕上げている。
この事業を担当している県世界遺産センター(田辺市本宮町)の土永択也副主査(31)は「子どもたちは体験を通じ、世界遺産が大切なものであると感じ取ってくれたと思う。世界遺産という同じテーマでも学校ごとの特色が出ていて見応えがあり、ぜひ多くの方に見てもらえたら」と話している。