和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年04月22日(火)

てんぎゃんクマグス賞展示

「てんぎゃんクマグス賞」受賞作品を紹介している展示会(和歌山県田辺市中屋敷町の南方熊楠顕彰館で)
「てんぎゃんクマグス賞」受賞作品を紹介している展示会(和歌山県田辺市中屋敷町の南方熊楠顕彰館で)
 和歌山県田辺市中屋敷町の南方熊楠顕彰館は3月9日まで、子どもたちの理科研究作品を集めた「第78回田辺・西牟婁地方科学作品展示会」で設けた「てんぎゃんクマグス賞」の受賞作品5点を展示している。

 同館は南方熊楠翁顕彰事業として、西牟婁地方科学教育研究会・田辺市教育研究会理科部会と連携して同賞を設けている。「てんぎゃん」とはてんぐの意味で、熊楠の中学時代のあだ名。

 この賞は、小中学生が郷土の偉人「南方熊楠」を知るきっかけとなり、熊楠の研究分野の一つである自然科学に関心を持ってもらおうと、科学展の出展作品の中から毎年、5作品に贈っている。

 受賞5作品は次の通り。

 「クワカブはかせへのみちのり」山本凪さん(上芳養小2年)▽「わくわくどきどき私の小さな生き物探検 森の小さな妖精『粘菌』」岡本奈々さん(中辺路小3年)▽「ぼくの鉱物図鑑」大江玄眞さん(中芳養小4年)▽「ニワトリの成長(ぼくの大好きなオンドリーズ)」笠松洸斗さん(上秋津小5年)▽「遠い宇宙に手を伸ばす 6年生編:月と地球の関係性」綛村梨里香さん(田辺東部小6年)

 開館時間は午前10時~午後5時(最終入館は午後4時半)。会期中の休館日は17~20日と24、25日、3月3日。