御利益求め70人参拝 「耳の地蔵さん」で例祭
和歌山県古座川町添野川にある「耳の地蔵さん」で1月31日、例祭が営まれた。耳の病に霊験があると信仰を集めていて、町内外から約70人が参拝に訪れ「音がきれいに抜けるように」とセミの抜け殻、「耳がよく通るように」と穴を開けた木を供えた。
「耳の地蔵さん」と地元で呼ばれている薬師如来像は、もともと現在地の下手約50メートルの場所にあったが、七川ダム(1953年着工、56年完成)の建設に伴い、弁財天像、如意輪観音石像、徳本上人石塔とともに現在地に移された。例祭は毎年、弁財天の祭りの日である旧暦の1月7日に営まれている。
この日は、同町小川にある宝音寺の伊藤収工住職(70)が訪れ、それぞれの石仏の前で読経。参拝者は世話人の山本照一さん(83)から、セミの抜け殻などを受け取り、穴の開いた木に名前を書き込んで、地蔵の前に供えた。
参拝後、地蔵前にある広場で山崎勝好添野川区長(70)らが餅をまいた。
雨の日でも毎朝、仲間らと地蔵周辺の清掃をしたり、花を供えたりしている田中あい子さん(90)は「多くの人が来てくれてうれしい。地蔵の世話をさせてもらっているおかげで、病気にならず元気」と話した。
「耳の地蔵さん」と地元で呼ばれている薬師如来像は、もともと現在地の下手約50メートルの場所にあったが、七川ダム(1953年着工、56年完成)の建設に伴い、弁財天像、如意輪観音石像、徳本上人石塔とともに現在地に移された。例祭は毎年、弁財天の祭りの日である旧暦の1月7日に営まれている。
この日は、同町小川にある宝音寺の伊藤収工住職(70)が訪れ、それぞれの石仏の前で読経。参拝者は世話人の山本照一さん(83)から、セミの抜け殻などを受け取り、穴の開いた木に名前を書き込んで、地蔵の前に供えた。
参拝後、地蔵前にある広場で山崎勝好添野川区長(70)らが餅をまいた。
雨の日でも毎朝、仲間らと地蔵周辺の清掃をしたり、花を供えたりしている田中あい子さん(90)は「多くの人が来てくれてうれしい。地蔵の世話をさせてもらっているおかげで、病気にならず元気」と話した。