和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年01月15日(水)

BASF、電気自動車向けの革新的なUltramid® T6000グレードを発表

BASF、電気自動車向けの革新的なUltramid® T6000グレードを発表


難燃性のUltramid® T6000が端子台に採用され、電気自動車業界に新たな信頼性の高いソリューションを提供
優れた耐熱衝撃性と電気絶縁性によって安全性が向上した新しい難燃グレード
非ハロゲン系難燃剤により腐食リスクを最小化し、安全性へのニーズに対応



BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)はこのたび、開発した難燃(FR)グレードのUltramid® T6000ポリフタルアミド(PPA)が、新たに端子台に採用されたことを発表しました。このアップグレードソリューションは非難燃材料に代わるものであり、電気自動車(EV)のインバーターとモーターシステムの安全性を高めます。



[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2738/102069/500_440_2025011011500367808adb3b887.png


電気自動車向けの革新的なUltramid® T6000グレード

Ultramid® T6000は、従来のPA66とPA6Tのギャップを埋めるソリューションであり、特に湿度の高い条件下や高温下で優れた機械特性と誘電特性を発揮します。また、加工が容易で工具への腐食が少ないため、複雑な自動車用途に適しています。鮮やかな色合いを含む幅広いプレカラーオプションによって、Ultramid® T6000は高い性能基準を維持しながら、美的柔軟性を高めます。

BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部 アジア太平洋地域エンジニアリングプラスチックビジネスマネジメント担当バイスプレジデントのエン・グアン・ソーは、次のように述べています。
「配線端子やバスバーなど、EVの金属部品の設計や材料選択において安全性がますます重要になる中、BASFはEV業界向けの革新的なソリューションの開発に取り組んでいます。私たちの目標は、現在の設計ニーズに応えるだけでなく、将来の技術要件や安全基準に対応する最先端テクノロジーを開発するためのツールを提供することです。」

Ultramid® T6000の難燃グレードは、EV用途向けに設計されており、端子台用途に理想的な、非常に高い強度を提供します。この革新的な材料は、-40°Cから150°Cまでの熱衝撃に1,000サイクル耐えることで、新エネルギー車の電気システムの耐久性を向上させ、端子台や高圧バスバーに優れた電気絶縁性を提供し、車両の800Vプラットフォームの安全性を大幅に向上させます。注目すべき点は、非ハロゲン系難燃剤を使用していることであり、金属腐食のリスクを最小限に抑え、厳しい安全基準を満たし、火災発生時にも乗員を確実に保護します。

また、その優れた強度、剛性、寸法安定性によって、自動車組立の際の過酷な条件に耐える複雑な設計を可能にするとともに、複数の機能を1つの部品に統合することを容易にし、最終的には組立の簡素化とEVのスペース効率の向上を実現します。




※この資料はBASFが2025年1月13日に中国で発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。




■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追及しています。また、全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2023年の BASFの売上高は689億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。
BASFの詳しい情報は、https://www.basf.com/global/en
をご覧ください。

■BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部について
BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、プラスチックに求められる持続可能性への変革の最前線にいます。BASFの製品は、トランスポーテーション、消費財、インダストリアルアプリケーション、建築・建設という4つの主要産業分野にイノベーションをもたらすため、世界中のお客様と共同で開発をすすめています。私たちの研究開発は、プラスチックに関するすべての工程(プラスチックジャーニー)であるMAKE(製造)、USE(使用)、RECYCLE(リサイクル)に焦点を当てています。製造段階では、製品の設計から原材料の選択、製造工程に至るまで、プラスチックの製造方法を改善します。使用段階では、軽量性、堅牢性、耐熱性といったプラスチックの強みを強化します。製品のライフサイクルの終段には、循環型経済を実現するためにどのようにプラスチックジャーニーを終了させるかを検討する「リサイクル」段階があります。2023年、パフォーマンスマテリアルズ部門の世界売上高は72億ユーロを達成しました。
詳しい情報は、https://www.performance-materials.basf.com
をご覧ください。




本件に関するお問合わせ先
BASFジャパン株式会社
広報事務局 (カーツメディアワークス内)
TEL:03-6427-1627
basf@kartz.co.jp


プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/102069
提供: