和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年01月10日(金)

田辺、みなべで合宿/韓国の高校野球部

木村晃和副市長(左)から記念品のミカンを受け取る選手たち=田辺市上の山1丁目で
木村晃和副市長(左)から記念品のミカンを受け取る選手たち=田辺市上の山1丁目で
 韓国ソウル市の私立ソウルデザイン高校野球部が7日、田辺市上の山1丁目の田辺スポーツパーク(SP)野球場で合宿を始めた。2月4日まで同所で、5~7日は、みなべ町山内の千里ケ丘球場で練習する。


 プロ野球選手を輩出している強豪という。ソウル市は冬季の気温が氷点下になることもあり、昨年に続く紀南での合宿。今回は選手や指導者ら約40人が訪れている。2月8日に帰国する。

 歓迎セレモニーが7日、田辺SP野球場であった。田辺市の木村晃和副市長は、温泉や食などの観光資源を紹介して「練習の合間には地域の魅力にぜひ触れてほしい」とあいさつし、2年生の金峻享(キム・チュンヒョン)主将(17)に記念品のミカンを手渡した。

 李豪(リ・ホ)監督(57)は「歓迎してくれてありがとう。しっかり頑張って、韓国で良い成績を出して(恩を)お返しします」と日本語で決意を語り、木村副市長に高麗人参と韓国のりを贈った。

 金主将は取材に「とても良い環境。(高校生活で)最後の1年なので、仲間たちと良い成績を残せるよう頑張りたい」と話した。