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2024年12月26日(木)

星野源「あらゆる性加害行為を容認しません」 紅白“曲目変更”受け表明

星野源【撮影:KOBA】 (C)ORICON NewS inc.
星野源【撮影:KOBA】 (C)ORICON NewS inc.
 星野源は26日、自身の公式サイトを更新。大みそか恒例の『第75回NHK紅白歌合戦』に出場する星野源の曲目を「地獄でなぜ悪い」から「ばらばら」に変更することを発表し、「あらゆる性加害行為を容認しません」とつづった。

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 星野の楽曲「地獄でなぜ悪い」をめぐっては、女性俳優らに性的関係を迫るなどと報じられた園子温監督による同名映画の主題歌だったことから、同曲歌唱についてさまざまな反響を呼んでいた。

 NHKも同日、星野の曲目発表以降「さまざまなご意見をいただいております」と明かし「アーティストはもちろん、NHKも性加害は決して許さないという姿勢であることは言うまでもありません」と強調。紅白制作チームとアーティストサイドで協議を重ね「番組全体の構成や演出面などから判断し、星野 源さんの歌唱曲を、デビューアルバムに収録されている『ばらばら』に変更することを決定しました」とした。

■以下、星野源サイドの発表全文

先日発表された「第75回NHK紅白歌合戦」の、星野源の歌唱楽曲についてご報告させていただきます。

楽曲「地獄でなぜ悪い」は星野源の曲です。

星野は2012年にくも膜下出血で倒れ、その闘病期に病院でこの楽曲の作詞をしました。詞の内容は、星野の個人的な経験・想いをもとに執筆されたものです。後述する映画のストーリーを音楽として表現したものではありません。星野源の中から生まれた、星野源の歌です。

一方で、すでにSNS等で指摘されているように、のちに性加害疑惑を報道された人物が監督した映画の主題歌であること、映画タイトルにある「地獄」というワードにヒントを得たこと、映画タイトルと同名の楽曲であることもまた事実です。この曲を紅白歌合戦の舞台で歌唱することが、二次加害にあたる可能性があるという一部の指摘について、私たちはその可能性を完全に否定することはできません。

今回の歌唱楽曲は「アーティストの闘病経験を経て生まれた楽曲で、いま苦しい時代を生きる方々を勇気づけてほしい」という、紅白制作チームからの熱意あるオファーを受けて選定された経緯があります。しかし、そのオファーの意図から離れ、真逆の影響を与えうるのであれば、それはオファーを受けた私たちの想いに反してしまいます。そのため、今回同曲を歌唱することを取りやめることにいたしました。私たちは、あらゆる性加害行為を容認しません。

この曲が多くのファンの皆様に愛していただいている楽曲であることを、私たちはよく理解しています。また、星野自身もとても大切にしている楽曲であることはこれからも変わりません。

紅白制作チームと協議の結果、今回は曲目を変更し、「ばらばら」を弾き語りします。

ご期待いただけますと幸いです。

星野源&スタッフ一同

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提供:oricon news