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2024年12月27日(金)

LGイノテック、「高性能インキャビン・カメラモジュール」で2030年までに車載向けセンシング・ソリューション事業を2兆ウォン規模に育成

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画素数を上げ、視野角を広げる…カメラ1台で運転者・搭乗者のモニタリングが可能に
「ウェッジ・ボンディング」方式でモジュール最小化… 空間活用度・デザイン自由度アップ
2030年までに2兆ウォン規模の事業に…車両内外部の車載向けセンシング・ソリューションのラインアップを強化


ソウル(韓国)、2024年12月24日 /PRNewswire/ -- LGイノテック(代表取締役ムン・ヒョクス、011070)は、500万画素級のRGB(Red、Green、Blue)-IR(Infrared、赤外線)兼用センサーを装着した「車両用RGB-IR高性能インキャビン(In-Cabin、室内用)カメラモジュール(以下「高性能インキャビン・カメラモジュール」を開発したと24日に発表した。

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「高性能インキャビン・カメラモジュール」は車内に搭載される部品で、ルームミラーや補助席の上といった多様な位置に装着できる。居眠り運転や前方不注意など運転者の状態を感知したり、補助席及び後部座席搭乗者の安全ベルト着用を確認したりするなど、搭乗者の状態をリアルタイムでモニタリングすることができる。

自動運転の最大のカギは、運転者と搭乗者、それに歩行者の安全である。AD(自動運転)・ADAS(先進運転支援システム)用カメラモジュール、ライダー(LiDAR)といった車両外部に搭載する部品とともに、搭乗者をモニタリングするインキャビン・センシング業界への関心が高まっている。

特に、欧州は2025年からDMS(Driver Monitoring System、ドライバー・モニタリング・システム)の搭載を法律で義務づけているほか、米国や日本といった主要国でもこれに関する検討が行われている。インキャビン・センシングを採用する世界的な自動車メーカーが増えている要因だ。

画素数を上げ、視野角を広げる…カメラ1台で運転者・搭乗者のモニタリングが可能に


これまでのインキャビン・センシング・システムは、DMSやOMS(Occupant Monitoring System、搭乗者モニタリング・システム)など、特定機能に限定されたものが中心だった。多様な機能を実現するには、複数のカメラを設置する必要があった。

一方、LGイノテックの「高性能インキャビン・カメラモジュール」は、1台のカメラに様々な機能が搭載されているのが強みだ。画素数の高いRGB-IR兼用センサーが装着されており、赤・緑・青の可視光線はもとより、赤外線波長も感知できるだけでなく、独自の広角技術によって視野角を広げた。

この製品は、画素数が従来の製品の約5倍(500万画素)で、鮮明な画像によってより正確な搭乗者モニタリングを可能にした。自動運転が高度化した場合に必要なビデオ通話やビデオ会議といったエンターテインメント機能が搭載されている。また、赤外線検知機能により暗闇の中でも被写体を明確に認識できるため、夜間でもドライバーの居眠り運転など搭乗者の状態を正確に把握することができる。

他にも、「高性能インキャビン・カメラモジュール」は、水平方向の実視野(HFOV、Horizon Field of View)が従来の製品の2倍以上に拡大された。LGイノテックは、独自の広角技術を駆使し、水平方向の実視野を143度まで対応することでモニタリングの範囲を広げた。これにより、前部座席はもとより、様々な位置から車内の後部座席まで逃さずにモニタリングすることができる。

「ウェジ・ボンディング」方式でモジュール最小化…空間活用度・デザイン自由度アップ


LGイノテックの「高性能インキャビン・カメラモジュール」は、従来の製品に比べサイズが15%縮小された。モジュールが小さければ小さいほど装着できる位置が多様になる。自動車メーカー側からすると、車内空間を効率的に活用できるだけでなく、デザイン自由度も高まる。

LGイノテックは、モジュールの最小化に向け、「ウェジ・ボンディング(Wedge Bonding)」方式を採用した。ウェジ・ボンディングとは、超音波の振動によって基板の表面にチップを取り付ける技術である。

これまではモジュールに入るチップをPCB基板に取り付ける際に、接続部分に熱を加える必要があった。この際、過熱状態を維持するためにPCB基板の下部に「ヒーティング・ブロック」が装着された。しかし、ウェジ・ボンディング方式であれば「ヒーティング・ブロック」は必要なく、その空間の分だけサイズを縮小することができる。

2030年までに2兆ウォン規模の事業に…車両内外部の車載向けセンシング・ソリューションのラインアップを強化


LGイノテックは今年、「高性能ヒーティング・モジュール」「高性能ライダー」に続き「高性能インキャビン・カメラモジュール」を公開、車両内外部の車載向けセンシング・ソリューションのラインアップを一層強化した。これを前面に押し出し、北米や欧州などで自動車メーカーを対象にしたプロモーションを積極的に推進している。

LGイノテックは世界最高レベルの光学コア技術を基に、高性能のヒーティング・洗浄機能を搭載した「オールウェザー・ハイパフォーマンス(All-weather High performance)カメラモジュール」といった高付加価値の製品を継続的に発表する計画である。これにより顧客価値を最大化し、シェア拡大に拍車をかける計画である。

ムン・ヒョクス代表取締役は「カメラモジュールやライダーといった車載向けセンシング・ソリューション事業は、車両通信・照明とともにLGイノテックにおける自動運転部品事業の中核軸だ。2030年までに車載向けセンシング・ソリューション事業を2兆ウォン以上の規模にしたい」と語る。

格付け機関「S&Pグローバル(S&P Global)」によると、世界における車載カメラモジュールの市場規模は、2023年の約69億2,300万ドル(9兆9,000億ウォン)から2030年には約107億6,900万ドル(15兆4,000億ウォン)と、年平均7%の成長が見込まれる。

LGイノテックは2025年1月に米ラスベガスで開催される「CES(Consumer Electronics Show、国際コンシューマ・エレクトロニクス展)2025」において、「RGB-IRインキャビン・カメラモジュール」をはじめ最新のイノベーション製品を公開する予定である。

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(日本語リリース:クライアント提供)PR Newswire Asia Ltd.

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