２７日正午ごろ、和歌山県串本町のＪＲ紀勢線、串本―紀伊有田駅間に設置している風速計が規制値（風速２５メートル）を観測したため、ＪＲ西日本和歌山支社は串本―和深駅間で列車の運転を見合わせた。その後も強風が続き、区間を同町の紀伊田原駅からすさみ町の周参見駅までに広げた。風が弱まった午後１０時半ごろに運転を再開した。

　同支社によると、特急列車や普通列車が上下線で計２０本、白浜―新宮駅間や紀伊田原―周参見駅間などで部分運休となった。最大で１０時間２６分の遅れが出た。約１２００人に影響した。