俳優の橋本環奈が主演を務める、連続テレビ小説『おむすび』（月～土　前8：00　NHK総合　※土曜日は1週間の振り返り／月～金　前 7：30　NHK　BS、BSプレミアム4K）。四ツ木翔也役で佐野勇斗が、このほどインタビューに応じ、劇中で恋仲を演じるヒロイン・結役の橋本環奈への印象を語った。

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　今作は、“どんな困難も明るくたくましく乗り越える”をモットーとする平成時代のギャルが、人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を“食の知識とコミュ力”で解決しながら、目には見えない大切なもの（縁・人・時代）を次々とむすんでいく、平成青春グラフィティー。

　佐野が演じる翔也は、結の恋人でメジャーリーガーを目指している。栃木県出身。大阪の星河電器に就職し、社会人野球選手として夢を追う…という役どころだ。

　物語序盤の糸島編では、高校球児役とあって爽やかな“丸刈り”姿も大きな反響を呼んだ。佐野は「芸能生活を始める前から、生まれてこのかた髪の毛をここまで短くしたことがなったんです。僕自身も髪を切ることに関しては勇気がいりましたし、ただこの世界に入ってからの夢だった朝ドラということもあって決意しました」と語る。

　撮影前に行われた“断髪式”は自らバリカンで頭を剃る一幕もあったといい「全部ではないんですけど、どうしても一発目は自分でやりたいと志願して、自分で髪の毛を剃ったんですよ。剃りながら意外と悪くないなと思いました」と笑顔で回想。周囲からの反応を聞かれると「意外と似合ってるねという声とモンチッチに似てるねという声をいただきました（笑）」と照れながら明かした。

　さらに共演シーンの多い橋本への印象を改めて聞かれると「環奈とは2回目の共演。1回目の映画（『かぐや様は告らせたい』）のチームがすごく仲良くて、定期的にご飯にも行ったりして、今でもつながりがあるんです」と切り出す。

　そして「めちゃくちゃ上から目線みたいになって申し訳ないな…」と前置きをした上で「これだけ大きな作品の座長を張るってどんな感じなんだろうと思っていたんですけど、もうありのままで何も取り繕わないんですよ。人に対して分け隔てないですし、人に対して、作品に対して愛のある人だなと改めて思いました」と賛辞を送る。

　橋本へのリスペクトの思いは止まらず「ヒロインってスケジュールをみると、とんでもないシーン数を撮影していて、僕でも大変だなと思うことが多いんです。クランクインから半年以上が経ちますが、元気じゃなかったときを見たことがないんですよ。彼女は当たり前っていうかもしれませんが、セリフも絶対にちゃんと入れてくるし。先頭に立っている彼女が一番強く、明るく、ありがちな言葉ですけど“太陽のような存在”でいてくれているので、僕らキャスト・スタッフ一同、救われているところだと思います」と語った佐野。

　「朝ドラ意外の仕事も多い中でセリフを覚える時間すらないだろうに、膨大な人数のスタッフさんの名前を復習して覚えたりとか。本当に尊敬します」と、座長の作品に向き合う姿勢に対し、感嘆の声を漏らした。

　そんな結と翔也の“今後”が大きく動く第13週「幸せって何なん？」（23日放送開始）について話題が及ぶと「見どころしかないですよ、この週は。一番の山場になるかもしれません。翔也の人生でも大きな転換期を迎えます」と予告する。

　そして“ある重要なシーン”は特に必見だという。「環奈ってすごく器用なので、本番前もあっけらかんとしていることが多くて、本番が始まったらすぐに切り替えて、泣きの芝居とかもできるタイプなんです。でもそこのシーンだけは、僕と出会ってから初めての経験なのですが、環奈がサーッとどこかに消えて、一人で集中しているタイミングがあったんですよ。その後の翔也と結のお芝居がめちゃくちゃよくて。あのときの空気感は本当に忘れられないものになっているので、ぜひ注目して見てもらいたいです」と呼びかけていた。

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