和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月06日(金)

新たな子ども支援の取組み「推しのNPOプロジェクト」始動!

~ろうきん営業店と労働組合でNPOをサポートする地域貢献活動~

近畿労働金庫(理事長 江川 光一)は、地域のNPO等と連携しながら、子ども支援の取組みを進めています。当金庫が“地域の子ども・子育て支援活動を行うNPO等”をサポートする「教育ローンde子育て応援プロジェクト」は、2023年度グッドデザイン賞の栄誉にも輝きました。

 

当金庫では、子ども支援の取組みをより一層深化・加速させるべく、2025年度から新たに「推しのNPOプロジェクト」と題した施策を始動させます。

 

以下、「推しのNPOプロジェクト」の概要について、ご報告いたします。

 

1.「推しのNPOプロジェクト」の仕組み

当金庫では、営業店ごとに〈ろうきん〉の推進活動を具体的に進める「店推進委員会」があります。店推進委員会は、当金庫に出資加入する各会員労働組合から選出された推進委員で構成する組織です。「推しのNPOプロジェクト」は、営業店・店推進委員会が、自分たちの地域で子ども・子育て支援活動を行うNPOの中から、目的や活動内容に共感できる「推しのNPO」(=応援・推したいNPO)を選出し、年に一度寄付を行うものとなります。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412020915-O4-2MJ44tnH

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108129/202412020915/_prw_PT1fl_DssAWxhk.png

 

寄付金は、営業店・店推進委員会・各会員労働組合が協力して取り組む“金融教育セミナー”や“お金の相談会”の開催など、〈ろうきん〉の利用につながる行動の量とその結果によって金額が決まります(上限20万円~下限10万円で変動)。

また、寄付金を受け取ったNPOは、その使途や成果について、ファンである営業店・店推進委員会・各会員労働組合へ定期的にフィードバックします。

 

このように、各地域で「NPO×労働組合×ろうきん営業店」の協力的な関係性を新たに構築して、子どもを取り巻く社会課題の理解や解決に取り組んでいきます。

 

2.主な背景・経過など

当金庫では、2006年度から「教育ローン」の収益の一部を“地域の子ども・子育て支援活動を行うNPO等”への助成金に活用する制度(NPOアワード)を導入し、「教育ローンde子育て応援プロジェクト」と題して、子ども支援の取組みを進めてきました。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412020915-O2-I3UjFUp5

2020年度NPOアワード大賞受賞団体

「一般社団法人笑いの保育わくわく」

 

近年では、子どもの貧困や孤立、ヤングケアラーや不登校など、子どもを取り巻くさまざまな社会課題が顕在化しています。これらの課題解決に取り組むNPO等の社会的事業への期待がより一層高まるなか、当金庫も今まで以上にNPO等との連携を深めていく必要があると考えました。

 

そこで、会員労働組合や組合員の皆さまとともに、地域で活動するNPO等をサポートできるような仕組みを構築したいと考え、「推しのNPOプロジェクト」が誕生しました。

 

3.今後の展望

多くの労働組合では、「組合員が暮らす地域への貢献活動に高い関心を寄せている」ものの、「地域との結びつきが薄く、地域貢献をどのようにしたらよいか分からない」といった課題を抱えています。

また、多くのNPOでは、「自分たちの活動や解決すべき課題が地域に伝わっていない」と感じながら、「もっと活動を増やしたいが、人的資源等が足りない」といった課題を抱えています。

 

本プロジェクトによって、寄付金によるNPOの経済的支援(=活動の強化)はもちろんのこと、労働組合とNPOとの双方ニーズのマッチング(=新たなネットワークの構築)が図られ、子ども・子育てに関するさまざまな取組みが自主的に生まれる(=社会課題の改善)のではないかと期待しています。

 

本プロジェクトは、地域のさまざまな非営利団体とのネットワークを築いてきた〈ろうきん〉だからこそ実現できる取組みであると考えます。今後も勤労者福祉金融機関としての役割を果たすべく、会員労働組合や非営利団体の仲間とともに、社会課題の解決に貢献していく所存です。



プレスリリース詳細へ https://kyodonewsprwire.jp/release/202412020915
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