【UFC】朝倉海「運命のタイトルマッチで必ず勝つ」“10年の集大成”は初の日本人王者!【単独インタビュー】
日本の格闘技界の歴史が大きく動く瞬間が、目前に迫ってきた。アメリカ・ラスベガスの現地時間7日(日本時間8日)に行われる『UFC 310』で、初参戦する朝倉海がフライ級王者アレッシャンドレ・パントージャとのタイトルマッチに挑む。
【動画】朝倉海、アウトサイダー時代を経て“UFC電撃参戦”に感慨「これは運命ですよ」兄・朝倉未来のアメリカ現地入りを明かす
初戦にしていきなりタイトル戦、しかもスベガスのT-Mobileアリーナのメインイベントに抜てきされ、一気に世界中の注目を集めることになった朝倉海が、現地からORICON NEWSのリモート取材に応じた。日本人初のUFC王座獲得に向けて、静かに自信をみなぎらせながら思いを語ってくれた。
■「海外のファンに自分のファイトスタイルを届けられるワクワク感があります」
――初めてのUFCが本場ラスベガス、しかもメインイベントということで世界中の格闘技ファンから大きな注目を集めています。大一番を目前に控えた心境は?
【海】正直言って、あんまり変わらないですね。試合をするだけなので、本当にいつもと一緒です。ただ、今回は初めて僕を見る海外のファンも多いので、そういった人たちに自分のファイトスタイルを届けられるワクワク感があります。「見とけよ」って感じですね。
――試合に向けた調整段階かと思いますが、ラスベガスの気候や食事環境について教えてください。
【海】気候は東京より少し寒いくらいで、乾燥が強いですね。最初来たときは標高が高いせいか、思いっきり走ったりスパーリングすると喉が焼ける感じがありましたけど、3週間ほどで慣れました。食事は現地の日本スーパーで買い物したり、栄養士さんが管理して用意してくれるので全くストレスがありません。日本とほぼ同じ環境で調整できています。
――髪のカラーリングもバッチリ決まっていますね。ラスベガスで
【海】日本で染めてもらいました。最初は少し暗めの色にして、時間が経つごとにいい感じに色が抜けるように計算してもらったんです。今がちょうど自分の理想的なベストの色になりましたね。
――UFCが制作した海選手の紹介VTRで、兄の朝倉未来さんとの“路上ファイト”のビデオが使用され、海外の格闘技ファンからも大きな反響が寄せられています。
【海】あれは僕が「あのビデオを流して」ってリクエストしたんですよ。日本でもすごい話題になったし、海外の誰が見ても興味を持ってくれると思ったので。実際に海外のファイターたちも話題にしてくれているので、すごく良かったです。あれを撮影した当時は、まさかUFCで使われるなんてまったく想像していなかったですけど(笑)、なんでも撮影しておくべきですね。
――RIZINで戦っていたリングから、UFCのケージへの変化については?
日本のファンにとっては、ケージで戦う僕が新鮮かもしれませんね。ただ、ジムでの普段の練習ではケージを使っているので、自分にとっては全く問題ありません。
■2014年にアウトサイダーで王者獲得 ちょうど10年後の同じ日にUFCタイトル戦へ
――試合目前でメディア対応など忙しいと思いますが、リラックスはできていますか?
【海】練習して飯を食べて寝るだけの毎日です。減量中なので「次の食事は何かな」ってことばかり考えちゃいます。バンタム級はそんなに食事制限せずに水抜きだけだったのですが、今回はフライ級でけっこう食事制限をしたのでお腹が空く感覚が久しぶりですね。
――試合がメインイベントになったことはモチベーションになる?
【海】大会を締めくくる試合になるので、より多くの注目を集められるのはラッキーだと思いました。今年最後のPPV大会のメインを任されることは、すごく光栄です。
――この試合が2024年の初戦ですが、何度か試合が決まりかけて、それに向けた準備をされていたので、ずっと臨戦態勢の1年だったのでは?
【海】常に準備をしていつでも戦える状態を作っていましたが、追い込むことで体が強くなり、新しい技術も身につけることができました。自分にとって良い期間でしたし、最後にこういうビッグファイトが決まったので、結果的に良かったと思います。
――兄の未来さんもセコンドにつく予定ですが、もうラスベガスに到着したのでしょうか?
【海】昨日(日本時間3日)に到着したみたいだけど、まだ会えてないです。今ごろカジノに行ってるんじゃないですかね(笑)。
――カジノで勝つか負けるかで、セコンドのテンションが変わってしまうかもしれないですね(笑)。
【海】確かに(笑)。思いっきり勝ってハイテンションでセコンドについてほしいですよ。
――ほかにも応援に来てくれるファイターもいますか?
【海】ヒロヤはもう来ていて、JTTからも何人か来てくれるし、友だちも100人以上は来てくれます。会場で思いっきり叫んで、アウェイ感をなくしてほしいですね。
――最後の質問です。海さんがアウトサイダーのベルトを取ったのが10年前の2014年12月7日、それからちょうど10年が経った同じに日UFCタイトルマッチに挑みます。これは偶然じゃなくて必然ですよね?
【海】これはもう運命ですよ。この試合に僕が勝って日本人で初めてのUFC王者になる、そういう運命だと思うので、日本のファンのみなさんもぜひこの試合を見届けてほしいです。必ずチャンピオンになります。そしてベルトを持って日本に戻って、ファンの皆さんとお祝いできる機会も作りたいと思いますので、応援よろしくお願いします!
◆本大会はU-NEXT会員は追加料金なしで視聴可能で、「U-NEXTオリジナル日本語版」「朝倉海応援チャンネル版」「英語版」の3チャンネルでライブ配信。「オリジナル日本語版」の実況は市川勝也アナ、解説は扇久保博正と岡田遼。「朝倉海応援チャンネル」では、ゲストにケンドーコバヤシ、金原正徳、征矢貴が出演する。
【写真】真剣な表情で…練習に打ち込む朝倉海
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【撮り下ろしカット】朝倉海にインタビュー&会見の模様
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■「海外のファンに自分のファイトスタイルを届けられるワクワク感があります」
――初めてのUFCが本場ラスベガス、しかもメインイベントということで世界中の格闘技ファンから大きな注目を集めています。大一番を目前に控えた心境は?
【海】正直言って、あんまり変わらないですね。試合をするだけなので、本当にいつもと一緒です。ただ、今回は初めて僕を見る海外のファンも多いので、そういった人たちに自分のファイトスタイルを届けられるワクワク感があります。「見とけよ」って感じですね。
――試合に向けた調整段階かと思いますが、ラスベガスの気候や食事環境について教えてください。
【海】気候は東京より少し寒いくらいで、乾燥が強いですね。最初来たときは標高が高いせいか、思いっきり走ったりスパーリングすると喉が焼ける感じがありましたけど、3週間ほどで慣れました。食事は現地の日本スーパーで買い物したり、栄養士さんが管理して用意してくれるので全くストレスがありません。日本とほぼ同じ環境で調整できています。
――髪のカラーリングもバッチリ決まっていますね。ラスベガスで
【海】日本で染めてもらいました。最初は少し暗めの色にして、時間が経つごとにいい感じに色が抜けるように計算してもらったんです。今がちょうど自分の理想的なベストの色になりましたね。
――UFCが制作した海選手の紹介VTRで、兄の朝倉未来さんとの“路上ファイト”のビデオが使用され、海外の格闘技ファンからも大きな反響が寄せられています。
【海】あれは僕が「あのビデオを流して」ってリクエストしたんですよ。日本でもすごい話題になったし、海外の誰が見ても興味を持ってくれると思ったので。実際に海外のファイターたちも話題にしてくれているので、すごく良かったです。あれを撮影した当時は、まさかUFCで使われるなんてまったく想像していなかったですけど(笑)、なんでも撮影しておくべきですね。
――RIZINで戦っていたリングから、UFCのケージへの変化については?
日本のファンにとっては、ケージで戦う僕が新鮮かもしれませんね。ただ、ジムでの普段の練習ではケージを使っているので、自分にとっては全く問題ありません。
■2014年にアウトサイダーで王者獲得 ちょうど10年後の同じ日にUFCタイトル戦へ
――試合目前でメディア対応など忙しいと思いますが、リラックスはできていますか?
【海】練習して飯を食べて寝るだけの毎日です。減量中なので「次の食事は何かな」ってことばかり考えちゃいます。バンタム級はそんなに食事制限せずに水抜きだけだったのですが、今回はフライ級でけっこう食事制限をしたのでお腹が空く感覚が久しぶりですね。
――試合がメインイベントになったことはモチベーションになる?
【海】大会を締めくくる試合になるので、より多くの注目を集められるのはラッキーだと思いました。今年最後のPPV大会のメインを任されることは、すごく光栄です。
――この試合が2024年の初戦ですが、何度か試合が決まりかけて、それに向けた準備をされていたので、ずっと臨戦態勢の1年だったのでは?
【海】常に準備をしていつでも戦える状態を作っていましたが、追い込むことで体が強くなり、新しい技術も身につけることができました。自分にとって良い期間でしたし、最後にこういうビッグファイトが決まったので、結果的に良かったと思います。
――兄の未来さんもセコンドにつく予定ですが、もうラスベガスに到着したのでしょうか?
【海】昨日(日本時間3日)に到着したみたいだけど、まだ会えてないです。今ごろカジノに行ってるんじゃないですかね(笑)。
――カジノで勝つか負けるかで、セコンドのテンションが変わってしまうかもしれないですね(笑)。
【海】確かに(笑)。思いっきり勝ってハイテンションでセコンドについてほしいですよ。
――ほかにも応援に来てくれるファイターもいますか?
【海】ヒロヤはもう来ていて、JTTからも何人か来てくれるし、友だちも100人以上は来てくれます。会場で思いっきり叫んで、アウェイ感をなくしてほしいですね。
――最後の質問です。海さんがアウトサイダーのベルトを取ったのが10年前の2014年12月7日、それからちょうど10年が経った同じに日UFCタイトルマッチに挑みます。これは偶然じゃなくて必然ですよね?
【海】これはもう運命ですよ。この試合に僕が勝って日本人で初めてのUFC王者になる、そういう運命だと思うので、日本のファンのみなさんもぜひこの試合を見届けてほしいです。必ずチャンピオンになります。そしてベルトを持って日本に戻って、ファンの皆さんとお祝いできる機会も作りたいと思いますので、応援よろしくお願いします!
◆本大会はU-NEXT会員は追加料金なしで視聴可能で、「U-NEXTオリジナル日本語版」「朝倉海応援チャンネル版」「英語版」の3チャンネルでライブ配信。「オリジナル日本語版」の実況は市川勝也アナ、解説は扇久保博正と岡田遼。「朝倉海応援チャンネル」では、ゲストにケンドーコバヤシ、金原正徳、征矢貴が出演する。
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