和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月25日(水)

市役所カフェで梅ジュース

新メニューとして準備中の梅ジュースを試飲する市職員ら(和歌山県田辺市東山1丁目で)
新メニューとして準備中の梅ジュースを試飲する市職員ら(和歌山県田辺市東山1丁目で)
 和歌山県田辺市役所内のカフェ「Camino(カミーノ)」が、梅ジュースの販売を始める。梅は地域の特産品。「家庭でもおなじみだが、地元の人でも注文したくなる味を提供したい」と試行錯誤している。

 カフェは、庁舎3階の正面玄関近くにある。田辺・西牟婁の自治体や障害福祉事業所などでつくる「西牟婁圏域自立支援協議会」就労支援部会内に設けられた、市庁舎内売店運営協議会が運営する。

 梅ジュースのメニュー化に向け、27日に試作品の試飲会があり、運営協議会メンバーや協議会に業務を委託している市職員共済会、市梅振興室の職員らが意見を出し合った。

 人気だったのは梅シロップをお湯で割る「ホット」と炭酸で割る「ソーダ」。「ホットはこれからの季節にぴったり。ショウガを加えればより温まるのでは」「ソーダは夏にいい。(無色なので)梅らしい色を出せると目を引く」などの提案があった。

 カフェは5月にオープン。やおき福祉会、はまゆう作業所、市社会福祉協議会、ふたば作業所、南紀のぞみ会の5事業所が平日、日替わりで運営している。多い時で1日150人、月3千人程度の利用があるという。

 運営協議会の米川徳昭会長(ふたば福祉会理事長)は「オープンから半年。作業所の利用者も接客を楽しみにしている。ミカンジュースは好評だった。梅ジュースも市内外の人に喜ばれる人気メニューにしたい」と話している。