大みそかの『RIZIN DECADE』（さいたまスーパーアリーナ）で実現するライアン・ガルシアvs.安保瑠輝也のスペシャルマッチに向けた会見が、現地時間26日にアメリカ・ロサンゼルスで行われた。日本から乗り込んだ安保は、ガルシアの母国でもおなじみの早口トラッシュトークをまくしたて、会見を自分のカラーに染め上げた。

【写真】会見でバチバチの火花を散らせたライアン・ガルシアと安保瑠輝也

　先にマイクの前に立った安保は、メモを取り出すと英語で「ガルシアは酒を飲んで、プロフェッショナリズムに欠ける問題を抱えている。スポーツマンシップもリスペクトもないのに、自分をキングと呼ぶ。試合では日本の真の武士道彼に突きつけて見せつけてやる」とまくしたてると、メモを丸めてガルシアに投げつけて「F**K You!!」とにらみつけながら2度叫んだ。

　これを受けてスピーチを始めたライアンに対しても、安保はすぐに席から反論し、それを通訳でRIZINマッチメーカーの柏木信吾氏が即座に通訳してガルシアに伝える。当初はリラックスしていたガルシアも「だんだん目が覚めてきた。フレンドリーな感じでやるつもりだったけど、彼が汚い言葉を使うのでもうKOする準備はできている」と一気に戦闘モードになった。

　その後も安保は「俺は試合が決まったことで満足していない。コイツとボクシングで良い試合をして、勝てるとまで思っている。コイツを必ずKOする。必ずブッ倒して世界に安保瑠輝也の名前をとどろかせる」とブチ上げ、「日本の侍スピリットで、このメッキがはがれたキングをKOする」と堂々と宣言した。

　この会見は日本時間の早朝6時から行われたが、平日にもかかわらずRIZIN公式YouTubeチャンネルの同時視聴人数は、最大で8000人を記録。動画のコメントやSNSでは安保に対して「世界に進出したな！」「この会見でここまで堂々とできるとは、さすが安保！」「安保の舌戦が強すぎてガルシア涙目w」など、相手がボクシング界のスーパースターであろうと、いつもと変わらぬテンションとスピードでガルシアを口撃しまくった安保を絶賛するコメントが続々と寄せられた。

　また、安保のトラッシュトークを即座に通訳し、さらにガルシアの言葉も安保に伝えるなど、会見で大活躍だった柏木氏にも「あの人が迅速に訳してくれなかったらあそこまで面白くならんかったよw」「柏木さんがレベチな会見だった」「安保もスゴいけど柏木さんが一番スゴい！」などの声が集まっている。

【写真】大みそかに対戦するガルシアと安保がリングでにらみ合う
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