清水美砂が「刺青を掘りまくって」「全裸」の役 主演・本木雅弘のため「愛を込めて頑張りました」
俳優の本木雅弘、石坂浩二、清水美砂、菅野恵が23日、都内で行われた映画『海の沈黙』公開記念舞台あいさつに、若松節朗監督とともに登壇した。
【全身ショット】天才画家を演じた本木雅弘、清水美砂ら
巨匠・倉本聰氏が長年にわたって構想し、「どうしても書いておきたかった」と語る渾身のドラマを、若松監督がメガホンをとり映画化。人々の前から姿を消した天才画家が秘めてきた想い、美と芸術への怨念を描く。
ある事件を機に人々の前から姿を消した天才画家・津山竜次を演じた本木は「こうして皆さんに作品を観ていただけることで私たちも安どしています。倉本先生も富良野でこの船出をきっと喜んでいると思います。そして、その倉本さんの一筋縄ではいかない世界観を粘り強い寄り添いで作品に仕上げてくれた若松監督に改めて感謝を申し上げます」と喜び。
本木と清水は『シコふんじゃった。』や、1995年のNHKドラマに続く共演。本木は「(95年の)その時は清水さんの髪の毛をザクザクと切り刻んで、今回は刺青を掘りまくって清水さんは全裸で横たわって…。どうも清水さんとは普通の関係ではいられないようで」と苦笑い。今作で、全身に刺青のある謎めいた女性・牡丹を演じた清水は「刺青を入れていると自分の中では衣を着ている感覚で全裸という感じはありませんでした。刺青メイクは6時間くらいで落とすのはもっと大変だったけれど、大好きな本木さんのために愛を込めて頑張りました」と話していた。
共演の小泉今日子からも「倉本聰さんが長い間温めていた物語がいよいよ世に放たれました。この物語が今を、この2024年を選んだのだと思います。観てくださった皆さんはこの物語の目撃者です」と手紙が届いた。
本木は「映画の仕事は架空の物語を演じるわけですが、私たち役者にとってはスクリーンに焼き付いた自分たちのドキュメンタリーのような記録という側面もあります。音楽と同じく映画を観るとその当時を思い出すように、この映画が皆さんの中で残っていく作品になったらうれしいです。そして80歳、90歳になって改めて皆さんとこの映画のことを振り返ることができたら」と呼びかけた。
余命わずかな天才画家が、生涯想い続けていた1人の女性。幻の絵画「海の沈黙」に秘められた愛が30年の時を経て動き出す。世界的な画家、田村修三の展覧会で大事件が起きた。展示作品のひとつが贋作だとわかったのだ。連日、報道が加熱する中、北海道で全身に刺青の入った女の死体が発見される。このふたつの事件の間に浮かび上がった男。それは、かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれるも、ある事件を機に人々の前から姿を消した津山竜次だった…。
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ある事件を機に人々の前から姿を消した天才画家・津山竜次を演じた本木は「こうして皆さんに作品を観ていただけることで私たちも安どしています。倉本先生も富良野でこの船出をきっと喜んでいると思います。そして、その倉本さんの一筋縄ではいかない世界観を粘り強い寄り添いで作品に仕上げてくれた若松監督に改めて感謝を申し上げます」と喜び。
本木と清水は『シコふんじゃった。』や、1995年のNHKドラマに続く共演。本木は「(95年の)その時は清水さんの髪の毛をザクザクと切り刻んで、今回は刺青を掘りまくって清水さんは全裸で横たわって…。どうも清水さんとは普通の関係ではいられないようで」と苦笑い。今作で、全身に刺青のある謎めいた女性・牡丹を演じた清水は「刺青を入れていると自分の中では衣を着ている感覚で全裸という感じはありませんでした。刺青メイクは6時間くらいで落とすのはもっと大変だったけれど、大好きな本木さんのために愛を込めて頑張りました」と話していた。
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