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2024年12月22日(日)

『三四郎ANN0』武道館で9000人が“爆湧き” 豪華ゲストが続々

『ニッポン放送開局70周年 三四郎のオールナイトニッポン10周年記念バチボコプレミアムライブ in 日本武道館』の模様
『ニッポン放送開局70周年 三四郎のオールナイトニッポン10周年記念バチボコプレミアムライブ in 日本武道館』の模様
 三四郎(小宮浩信、相田周二)がパーソナリティーを務める、ニッポン放送『三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週金曜 深3:00)の番組開始10周年を記念したイベント『ニッポン放送開局70周年 三四郎のオールナイトニッポン10周年記念バチボコプレミアムライブ in 日本武道館』が、24日に開催された。ゲストに金田哲(はんにゃ)、KAZMA(しずる)、レイザーラモンHG、R-指定(Creepy Nuts)、なかやまきんに君、大木祥資を迎え、「超絶スピン副音声配信」を都築拓紀(四千頭身)が担当。9000人のリスナーが集結した武道館が“爆湧き”した。

【写真たくさん】『三四郎ANN0』武道館で9000人が“爆湧き”

 開演前には、番組お馴染みのバッドナイス常田のナレーションで開演に先立っての注意事項が伝えられる。所々に「俺はイベントに出ないのに…」とのボヤキが入っており、会場から笑い声が漏れる。開始前から盛り上がる会場が暗転すると、ナレーションでの三四郎のトークがスタート。常田の前説を受けての小宮の「番組10周年の集大成のファーストボケは小宮であれ~!」というクレームが。それ以外にもイベント開催にあたっての不満(?)を大声でぶつけつつ、「衣装はこだわったので、この姿で出るのが楽しみ」とネタ振り。

 そして満を持してステージに登場した2人の姿は、番組で話題になったテニスのラファエル・ナダル選手の姿でドラキュラの衣装を着た通称“ナダキュラ”。リスナーは大爆笑しつつ大きな拍手で2人を迎え入れた。番組にとっては2回目となるイベント。前回は東京国際フォーラム、そして今回は日本武道館での開催となり、相田は「“残酷ショー”を10年続けると、武道館に立てるということです」としみじみ語る。また、このイベントの様子を「超絶スピン副音声配信」しているということで、副音声を担当する四千頭身の都築と中継を繋ぐ場面も。

 “遠隔花形”として紹介されるも、都築は「この番組における花形って、基本汚れ仕事じゃないですか」「ようするにパシリ」「都合のいい名前をつけるのやめてください」と不満たらたら。三四郎からフリートークを禁止されると、再び文句を言おうとするのだが「…我慢して、副音声に努めたいと思います!」と意気込んだ。

 そうして幕を開けたイベントの最初のゲストは、はんにゃ.金田。おごそかな着物姿でステージに現れると、三四郎は「俳優の方で来たかー!」と声を上げる。金田は今年のNHK大河ドラマ『光る君へ』に貴公子のひとり・藤原斉信役で出演しており、「大河ドラマをよろしくお願いします」と俳優の活動をアピール。前回の国際フォーラムのイベントでは「ズクダンズンブングン」と軽快にネタを披露していたのに、今回の変わり様。しかし三四郎に「もうお笑いやめたの?」などと煽られ、着物姿でキレッキレのズクダンダンスを披露し、会場を沸かせていた。

 そこに「お前ら楽しそうじゃねーかよ。俺も混ぜてくれよ」という声が。“不良”ことしずるKAZMAが改造自転車に乗りながら客席から乱入してきて、ステージに上がると金田を「何が大河だ!」と蹴り飛ばす。そんなKAZMAの手首には手錠が付いており、なんと今まで「強すぎて捕まっていた」とのこと。しかしKAZMAは自身のXにて「喧嘩のマッチングアプリねーの?」とイキったつぶやきをした際、格闘家の那須川天心から「相手見つかったの?」と返信が来たことで大層ビビっていたそう。そのトーク中「都築も結構強そうな体してるよ」と三四郎から聞いたKAZMAはどちらが強いか確かめようと、副音声を中継している「指令室」に乱入。無理やり都築をステージに連れてきて、そこで喧嘩&“最強のPPAP”合戦がぼっ発する。“最強のPPAP”でのリスナーの微妙な反応を受け、金田は「俺は今日でお笑い引退かな?」と嘆いていた。

 続いてのゲストは、レイザーラモンHG。黒光りするボンテージ風衣装で登場したHGは、センターステージで「いつもより多く振ってます」とキレのある腰振り、さらに渾身の「フォー」を披露。大勢のリスナーに囲まれた中での「フォー」に、HGは「気持ちよかった~」と清々しい表情を浮かべる。その「フォー」がHGの代表的なネタなのだが、以前に番組に出演した際、三四郎には「フォー」ならぬ「フィー」がシェアされていた。「フォー」とは逆で、腕を下に広げるのが「フィー」。会場で一緒に「フィー」がしたいがために今回のイベントグッズ「ホタルイカペンライト」を購入したリスナーもいるそうだが、HGは「腕を下に広げるから、ペンライトが目立たないかもしれない…。フォーの方がいいんじゃないんですかね?」と気を遣う。

 しかし、全員で一緒にやろうと告知していたので、三四郎も加わり日本武道館一体となって「フィー」を披露。その圧巻の景色に、HGは満面の笑みで「ナイスフィー!ありがとうございました!」と感謝を伝えた。

 ここで古典トーク3選のコーナーへ。「バズリー」「アビゲイル」「鳥人間コンテスト」をテーマにトークしていると、どこからともなく「飛び降りろっ!」という声が。なんと番組で何度も話題にした「鳥人間コンテスト」滑空機部門の“絶対王者”大木祥資がシークレットゲストしてステージに登場。番組で自身の話題が上がっていることを知っていた大木は「好きなこと言ってんなぁ」と思っていたそう。さらに「(リスナーから)“次のイベントゲストは大木さんだ!”と言われていたのに、オファーが来るのが遅いなと思っていた」と出演オファーを待ちわびていた様子。

 この日は大阪から来てくれたとのことだが、本籍は「鳥人間コンテスト」の行われる松原水泳場の方だそうで、三四郎は「生粋の鳥人(とりんちゅ)だ!」と驚き、あの時なぜ「飛び降りろ!」と言ったのか、その真相の話で盛り上がった。

 イベントのトリとなるゲストは、R-指定。以前、番組にゲスト出演した際、ピザを作ってきたことを理由に遅刻。今回もピザを持ち込む予定だったのだが、スケジュールの関係で作れなくなってしまい、登場早々に「すいません…」と謝る。そんなR-指定は先日、第二子が誕生。さらに今年の年末に初の『NHK紅白歌合戦』出演も決まり、三四郎は「おめでとう!」と祝いの言葉を送る。子供の名前を「ドミノちゃん」「サルバトーレちゃん」などからかわれ、「なんでピザ屋の名前つけなアカンねん」などとツッコむR-指定。また『紅白』出演を受けて「いつブレイクを感じたか」などの話を繰り広げていると、2人目のシークレットゲストである、なかやまきんに君が登場。

 番組にゲスト出演するたびに「きんに君の素顔に迫る」というテーマを展開しているが、毎回ちゃんと会話をしてくれないきんに君。そこで今回、R-指定の協力を仰ぎ、きんに君の素顔に迫っていくことに。しかし、「Creepy Nutsのこと知ってる?」と聞かれて「Bling-Bang-Bang-Born」の振り付けをしながらクリスマスソングを歌ったり、相田に対して「10年前に僕を置いて行った兄さんだよね?」と急にネタに巻き込んだり、マトモに会話すらできない“きんに君ワールド”に巻き込んで、リスナーから大爆笑が巻き起こった。収集がつかなくなったところで、不良嫌いのきんに君を止めるためにKAZMAが乱入。その対策としてステージに罠をしかけるも誤ってきんに君自身が罠に引っかかってしまい、さらに最終的にはR-指定vsきんに君のラップ対決がぼっ発するという茶番劇で、ゲストパートを締めくくった。

 イベントのラストを飾るのは、三四郎の2人によるトークの「新作ノリ」。センターステージに設置されたラジオブースにて、イベントのキービジュアルのようにリスナーが360度の方向から三四郎を取り囲んで観察するというスタイルで、時報音からスタートし番組のオープニングトーク風に展開した。そして「三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)!」とのタイトルコールで番組オープニングテーマ「Ahead Of The Light/雅-miyavi-」が流れると、イベントはエンディングへ。10周年を記念するイベントを無事に終えて、相田は「すごかった…」と一息ついての感想を。次は15周年を目指すこととなるが、小宮は「15周年のイベントは、気が向いたらやるってことで(笑)」と前向きではないようなコメントを残すも、「ノリも貯めなきゃいけないしね」と次のイベントでも新作ノリを披露することを匂わせ集まったリスナーの期待を煽り、バチボコに爆湧きさせた武道館イベントの幕を閉じた。

 イベントの見逃し配信は12月15日まで。

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