和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月22日(金)

【RIZIN】豪華王者対談!井上直樹&伊澤星花が語る名古屋の注目カード、ベルトの保管、そして大みそか大会

伊澤星花(左)、井上直樹 (C)ORICON NewS inc.
伊澤星花(左)、井上直樹 (C)ORICON NewS inc.
 17日に行われる『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』(ポートメッセ名古屋 第1展示館)の前夜祭イベントに、RIZINスーパーアトム級王者の伊澤星花と、9月に新バンタム級王者となった井上直樹がゲストとして登場し、RIZINファンと大会前に交流を楽しんだ。

【画像】『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』試合順&対戦カード一覧

 ORICON NEWSはイベント終了後に両王者による対談を実施。名古屋大会の注目カード、チャンピオンベルトの保管方法、そして先日発表された大みそか大会『RIZIN DECADE』について、同い年の王者に語り合ってもらった。

■「王者になって、いろんな方に応援されていると実感することができました」(井上)

――まずは井上選手、2ヶ月ほど時間が経ちましたがチャンピオンベルトの獲得、おめでとうございます!王者になって何か変化はありましたか?

【井上】ありがとうございます。チャンピオンになって、どこに行くにもベルトを持っていって、そのたびに「おめでとうございます」って言われて、すごくうれしいですね。改めて、いろんな方に応援されていると実感することができました。なんとか勝ってベルトを取ることができて、一安心って感じですね。

――ベルトはどのように保管されているのでしょうか?

【井上】ベルトといっしょにバッグをもらって、ずっとその中に入れっぱなしです。

――家やジムに飾ったりしないのでしょうか?

【井上】してないですね…。(伊澤に)飾ってますか?

【伊澤】私は新しい家になったので、ショーケースに入れて飾っています。(ライト級王者の)サトシ選手も家に飾ってますよね。

【井上】ケースに入れて飾っていましたね。自分はそんなに大層な家じゃないんで…(笑)。

――ベルトもけっこう大きいですから、飾るとなったらそれなりの広さが必要になりますよね。伊澤選手はDEEPでも2階級王者なので全部で3本もベルトをお持ちですが、すべて飾っているんですか?

【伊澤】そうです、ショーケースに3本とも飾っています。でもそれは新しい家に引っ越してからなので、以前の家ではバッグに入れたままで奥底に置いてました(笑)。

――逆にベルトがなくなったら、ケースが寂しくなってしまいますね。

【伊澤】だから全部手放せないので、いっぱい防衛します!(夫の)COROさんがベルトを取っても、ケースは私のベルトだけで外に飾ります(笑)。

■2人の王者の注目カードは、ともに過去に対戦した選手の試合

――ともにチャンピオンのお二人ですが、交流はあるのでしょうか?

【井上】会場で会ったら、軽くあいさつするくらいですね。

【伊澤】でも自分はずっと井上選手の試合を見ていて、すごい動きをするからいずれチャンピオンになるってずっと思っていました。

【井上】いえいえ、伊澤星花さんなんてパーフェクトじゃないですか(笑)。負け無しですよね?

――RIZINのパウンド・フォー・パウンドでも、よく名前が出てきますから。お二人は同い年ですが、プロになったのは井上選手のほうが早いですね。

【井上】自分は高校生の時にはもうDEEPに出ていました。

【伊澤】私は高校生の時はひたすら柔道をやっていて、格闘技を知らなくて。大学生になって初めてRIZINを見るようになって、自分が総合格闘技を始めるくらいの時期に井上選手がUFC からRIZINに来て「この選手、めっちゃ強い」って思ったのが印象に残っています。

――17日に行われる『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』の前夜祭にゲストとして参加されたお二人に、注目カードをお伺いしたいと思います。

【井上】僕は柴田“MONKEY”有哉選手vs.ヒロヤ選手です。8年前に自分も柴田選手とDEEPで対戦したことがあって、柴田選手は当時タイトル戦線にいて自分が負けるって言われていた試合だったのですが、そこで一本勝ちすることができて、一つの壁を超えたと感じることができました。柴田選手はテイクダウンがすごく上手で、自分も知らないうちに倒されていたくらい組みも強いですから、そこに注目して見たいと思います。

【伊澤】私は唯一の女子の試合の浜崎朱加選手vs.シン・ユリ選手です。浜崎選手と2回対戦していますが、怪我明けで久しぶりの試合ということで、どう変わっているのかにすごく注目しています。タイトルも狙っているでしょうし、ここからどう上がってくるのか、もっと強くなっているのか。シン・ユリ選手も前回のRENA選手との試合は負けてしまいましたが、ブランクがあってあまり練習ができていない状況であれだけの試合ができたので、すごくポテンシャルの高い選手だと思います。RENA選手とは打撃戦でしたが、今回は浜崎選手の寝技に対応できるのか、そこにも注目したいです。

――勝った選手といずれ戦うかも、ということも意識されますか?

【伊澤】その可能性もあると思っています。

■大みそか大会も気になるが…「私は仕上がってるので名古屋大会にも出られます(笑)」(伊澤)

――ほかにも注目試合をお伺いしたいのですが、伊澤選手は練習しているJAPAN TOP TEAM(JTT)からたくさん選手が出場するので、ヒロヤ選手以外で1人挙げていただくなら?

【伊澤】難しいなぁ…、他の選手に「なんで俺じゃないんだ」って言われそうですけど(笑)、1人だけ選ぶなら倉本大悟選手です。今回がRIZIN初参戦ですが、大悟選手自身も自分のポテンシャルがどれくらいなのかわかっていない選手なんです。まだプロデビュー2年目で、もともと一般会員としてJTTで練習していたのですが、どんどん成長して今は会社員をやりながらプロ格闘家の二刀流になって。そんな選手がRIZINの舞台で、強豪のキム・ギョンピョ選手とどんな試合をするのか、すごく楽しみです。

【井上】プロ2年目で、それだけの選手と試合ができるってすごいですね。

【伊澤】摩嶋一整選手みたいに働きながら練習しています。そういう選手ってたくさんいると思いますが、ここで活躍して二刀流ファイターの希望の星になるんじゃないかなって思います。

――名古屋大会も注目の試合が多いですが、1ヶ月半後には10回目の大みそか大会『RIZIN DECADE』が開催され、チャンピオンのお二人の参戦も期待されます。

【井上】今回は3部構成という話を聞いて、どうなるか気になりますがもちろん出たいです。去年は試合発表のために会場にいたのですが、試合はできなかったので。

【伊澤】私は3年連続で出させていただいて、もちろん今年も出たいと思っていますが、自分的にはいつでも準備できているので、明日の名古屋大会でも出られます(笑)。それぐらい仕上がっているので、大みそかが楽しみですね。会見で会いましょう(笑)。

――井上選手がチャンピオンになった時のマイクアピールですね(笑)。ファイターにとっても、大みそか大会は特別なものなのでしょうか?

【伊澤】昔からテレビでやっていましたし、普段のRIZINは「競技」とか「闘い」っていう印象なのですが、大みそかはエンタメ系の要素も入ってきて、普段よりちょっと楽しいRIZINだなって思います。

――お二人とも夏のビッグイベントの『超RIZIN.3』には出場されなかったので、ぜひ大みそかで活躍していただきたいと思います。本日はありがとうございました!

●11月17日『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』対戦カード
会場:ポートメッセ名古屋 第1展示館
【OPファイト】前11:30開始 【本戦】後1:30開始
・第12試合 フェザー級
ヴガール・ケラモフ vs. 摩嶋一整
・第11試合 スーパーアトム級
浜崎朱加 vs. シン・ユリ
・第10試合 バンタム級
昇侍 vs. 芦澤竜誠
・第9試合 ヘビー級
スダリオ剛 vs. 加藤久輝
・第8試合 フェザー級
鈴木博昭 vs. 秋元強真
【休憩】
・第7試合 ライト級
キム・ギョンピョ vs. 倉本大悟
・第6試合 フライ級
伊藤裕樹 vs. イ・ジョンヒョン
・第5試合 フライ級
柴田“MONKEY”有哉 vs. ヒロヤ
・第4試合 フライ級
村元友太郎 vs. トニー・ララミー
・第3試合 バンタム級
白川ダーク陸斗 vs. マゲラム・ガサンザデ
・第2試合 バンタム級
アラン“ヒロ”ヤマニハ vs. 山本聖悟
・第1試合 フライ級
北方大地 vs. アリベク・ガジャマトフ
・OPENING FIGHT第4試合 バンタム級
窪田泰斗 vs. 日比野“エビ中”純也
・OPENING FIGHT第3試合 ヘビー級
稲田将 vs. 佐々木克義
・OPENING FIGHT第2試合 フェザー級
TATSUMI vs. 平松翔
・OPENING FIGHT第1試合 55キロ級キックルール
としぞう vs. JIN

【インタビュー動画】“BreakingDownから挑戦”としぞう「3分の俺の戦い方は完全に違う」(記事下)
【写真】インタビューで試合について語る芦澤竜誠
【写真】インタビューで笑顔を見せる秋元強真
【写真】笑顔でインタビューに応えるヒロヤ
【写真】RIZIN2戦目のインタビューに応えるシン・ユリ
提供:oricon news