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2024年11月17日(日)

加藤雅也&大塚寧々、“アットホーム”な映画で裏方仕事 花火に「火を着けて」 過去の数奇な共演歴も明かす

(左から)加藤雅也、大塚寧々(C)ORICON NewS inc.
(左から)加藤雅也、大塚寧々(C)ORICON NewS inc.
 俳優の加藤雅也、大塚寧々が16日、都内で行われた映画『KYロック!』の公開初日舞台あいさつに登壇した。

【写真】加藤雅也、大塚寧々、國武綾、ミカカ、前田多美監督、みんなで笑顔 ”アットホームな雰囲気”が伝わる5ショット

 60歳を目前に「人生はまだ終われない」ともがきながら、ロックの道を突き進む、ロックバンドのヴォーカリスト・孝祐役を加藤が、主人公の孝祐をはじめ、ロックバンドの仲間たちを温かく見守り、応援する幼なじみの智絵里役を大塚が務めた。

 過去に何度も共演している加藤と大塚。加藤は「1回は『タンブリング』というドラマで僕が車いすに座って、彼女が押してくれる。『軍艦少年』という映画では彼女が車いすに座って、僕が押した。『天国への階段』では不倫のような関係で、今回は元奥さんだった」と振り返る。今回は加藤が台本を読んで、大塚へオファーしたことを明かし、大塚は「雅也さんは何度も共演していたので安心感があった」と笑顔で語っていた。

 広島で撮影されたがアットホームな映画となった。加藤は「手作りな感じで広島の方にも協力していただいた」と撮影を懐かしみ「自分もいつの間にかスタッフのように何かをやっていなければならない、と。本来は大塚さんにやらせてはいけないようなことも。花火のシーンがあるんですけど、火を着けているんですよ(笑)。みんながやらないと人数が足らないんです」と苦笑いでぶっちゃけ。大塚も「本当にみんなで作っていた。芝居をするだけじゃなく、いろいろなことをしました。花火を着けるのもおもしろかった」と楽しかった撮影を思い返していた。

 そのほか、ミカカ、國武綾、前田多美監督も参加した。

 「人生はまだ終われない」。60歳を迎えようという孝祐(加藤)の胸中は密かに燃えていた。唯一無二の友、豊(ミカカ)や仲間たちとのロックバンド「KY ブラザーズ」の活動に本腰を入れるために、長年勤めていた会社を早期退職。第二の人生を切り開いていくはずだった。そんなある日、還暦ライブを目前に豊が突然孝祐を拒絶し、バンド脱退を宣言する。人生の門出に立つ孝祐にふりかかる友情の危機。立ちはだかる長年のコンプレックスという壁。50代終盤になって迷い込んだ、まるで青春時代のような葛藤の中で、孝祐は新しい一歩を踏み出そうとする物語となっている。

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提供:oricon news