自転車ＢＭＸやスケートボードなど都市型スポーツの体験交流会が１０日、和歌山県田辺市の扇ケ浜公園スケートパークであった。親子連れらが国際大会で活躍するプロ選手のパフォーマンスを間近で堪能。豪快なジャンプ技が決まると歓声が巻き起こった。

　紀南アーバンスポーツ普及協議会が競技の魅力を発信しようと開催している「ＬＩＦＥ　ＵＰ（ライフアップ）」で、今年で３回目。紀伊民報などが後援している。

　エキシビションには、パリ五輪ＢＭＸ競技で５位の中村輪夢選手や田辺市中辺路町出身でスケボーの国際大会優勝経験者の池慧野巨選手らが出演した。

　中村選手は豪快なジャンプを披露。あまりの高さに同じ競技者の中でも「どうなっているんだ」と驚きの声が漏れた。池選手もジャンプや回転の基本の技を完成度高く次々決めて、会場を沸かせた。

　スケボーを体験したいと訪れた田辺市中芳養小学校４年の勝股暖心さんは「プロの技はかっこいい。自転車やスケボーで高くジャンプできるのがすごかった。ダンスや水泳をやっているけれど、スケボーもうまくなれたらうれしい」と目を輝かせた。