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2024年11月24日(日)

宿題が終わらない“絶望”小学生&自由研究の題材困るあるあるに対峙する兄弟「明治か昭和の文豪に見える」「お子さん天才すぎんか」

「夏休みの宿題が終わらない!」 “絶望”する小学生の娘さん(@KBotchanより)
「夏休みの宿題が終わらない!」 “絶望”する小学生の娘さん(@KBotchanより)
 子どもの宿題は、親にとっても気がかりではあるもの。一方では近年、宿題が多く出されることも問題視されている。夏休みの宿題の大変さを全身で表現する小学生の女の子の様子が、427.2万回表示を超える反響を呼んだ。一方、母親と一緒になって取り組んだ2人の息子の自由研究が、それぞれ大きな反響を呼んだ。そんな様子を見守る2組の親御さんに聞いたエピソードを、改めて振り返る。

【写真】①頭を抱え、②天を仰ぎ、③机の上に突っ伏す、④ついには寝転ぶ…はまんま4コマ漫画! “大物文豪”感が漂う娘さん

◆「自分も仕事に行き詰まるとこんな感じだ…」宿題に苦しむ娘に父も思わず共感

 頭を抱え、天を仰ぎ、机の上に突っ伏し、ついには畳の上に寝転ぶ。趣のある和室で机に向かい、必死に宿題に取り組む小学生の女の子の姿を写した、「全身で表現する、夏休みの宿題が終わらない」と題された写真が、427.2万表示を超える反響を呼んだ。

 投稿にはさまざまなコメントが寄せられたが、「明治か昭和の文豪に見える」「仕事や課題に向かっている時の自分のようだ」といった声が寄せられ、お父さんは「自分も仕事に向かっていて行き詰まると、こんな感じだと思いました」と特に印象に残っているという。

 近年は“夏休みの宿題”の量が問題視されることもあるが、お父さんは「自由研究」は大事だと感じていて、毎年一緒に取り組んでいるそうだ。

「自分の興味のあることを本で調べたり、街に出て行って実際の物を確認したり、自分で作ってみたりと、知らない人たちにもわかるようにまとめることは、社会人になってからも必要なことだと思います」

 娘さんは我が道を行くタイプで、周りのことや細かいことはあまり気にしない。本が大好きで、ひたすら読んでいることもあり、「宿題は嫌いなのですが、日記は楽しいことがあると、20ページの超大作を描くこともあります」と小学生にして大物感が漂う。

 社会に出るまでに自分の好きなことを見つけてほしいし、それを見つけるために学校へ行って勉強をしたり、いろいろなことを経験したりしてほしいとお父さんは考える。

「子どもが何かに取り組んで努力をして結果が出たときは、とてもうれしいです。子どもの写真を撮り続けていると成長が早く感じます。そして、子どもが大きくなるにつれて、終わっていく子育てを寂しく感じることもあります。子育ては期間限定なので、今の時間を大切にしていきたいです」

◆「中途半端にやるより、何かを目指すか…」息子たちの宿題に奮闘する母の想い

 2人の息子さんが夏休みの宿題で行った自由研究が話題を集めた。高校生の長男が小学4年生の時に行った自由研究「ボクが1日お母さんをやった日」に、「全小学生の夏の必修課題にしても良さそうなテーマ」「素敵な研究テーマで胸がいっぱいで涙が出ました」「息子さんの優しさが伝わってきてほっこり」「観察点が素晴らしい」などとコメントが寄せられ、236.7万表示を超える反響を呼んだ。

 テーマの素晴らしさが注目されているが、決まるまでは頭を抱えて悩んだそうだ。

「小学校のときは決められたルールが特になかったので、誰もやっていないこと、かつ人が興味を持って見てくれそうなことを、子どもと親で意見を出し合っています。その中から子どもが決めています」

 妊娠中のお母さんを長男くんが「手伝いたい!」と言って始まったが、どれもほとんどやったことがないお手伝いで全てが新鮮だったという。

「『大変だったけれど、赤ちゃんが産まれたら手伝いたい』と言ってくれました。無事に夏休みから2ヵ月後に産まれ、オムツを替えるのを手伝ったりもしてくれました」

 一方、中学1年生の次男が小学5年生の時に行った自由研究「料理で世界一周」には、「お子さん天才すぎんか」「親子ともに素晴らしい」といったコメントが寄せられ、26.4万表示を超える反響を呼んだ。もともと料理に興味があった次男は、料理系のYouTubeを観ては、「これを作ってみたい!」と言い、お母さんが夕食を作っているときにも「手伝わせて!」と言ってきたそうだ、

「ただ、仕事が終わってからの支度はとにかく時間勝負なので、『また今度ね!』と断っていました。夏休みに『思い切り料理をしたら?』と言ったところから、このテーマが決まりました。世界の料理と書いてある本を1冊買って次男に渡し、その中から決まった国をやりました」

 「何をやるにも全力でやる」ということを、お母さんは普段から息子さんたちに説いている。

「中途半端にやるより、何かを目指す。どうせやるなら、楽しく、興味を持ってやることを伝えています」

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