別れるしかないと言っていた ドン・ファン殺害 元従業員の男性が証言
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助さん(当時77歳)を殺害したとして、殺人罪などに問われている元妻の須藤早貴被告(28)の第13回公判が15日、和歌山地裁であった。野崎さんが経営していた会社で勤めていた男性が証人として出廷。「野崎さんは『別れるしかない』と言っていた」「覚醒剤で亡くなったと聞いて、信じられなかった」などと証言した。
起訴状によると、須藤被告は2018年5月24日、殺意を持って、野崎さんに致死量の覚醒剤を摂取させ、急性覚醒剤中毒で殺害したとされる。須藤被告は起訴内容を否認し、弁護側は無罪を主張している。
男性は、野崎さんの告別式で須藤被告が笑っていたとし「喪主なのだから、こういう場では笑うなと注意した」と述べた。男性と野崎さん、須藤被告の3人で食事をした際、野崎さんと須藤被告に会話はなく「完全に冷めた感じに見えた」とも語った。
弁護人は、野崎さんが用心深い人で、他人から渡された物を簡単に食べたり飲んだりしない人だった点を男性に確認した。須藤被告が18年3月にフランス旅行へ行っていた際、野崎さんに言われて男性が須藤被告へ「あなたはこの世で一番」「待ち遠しい」などとメッセージを送っていたことも確認していた。
起訴状によると、須藤被告は2018年5月24日、殺意を持って、野崎さんに致死量の覚醒剤を摂取させ、急性覚醒剤中毒で殺害したとされる。須藤被告は起訴内容を否認し、弁護側は無罪を主張している。
男性は、野崎さんの告別式で須藤被告が笑っていたとし「喪主なのだから、こういう場では笑うなと注意した」と述べた。男性と野崎さん、須藤被告の3人で食事をした際、野崎さんと須藤被告に会話はなく「完全に冷めた感じに見えた」とも語った。
弁護人は、野崎さんが用心深い人で、他人から渡された物を簡単に食べたり飲んだりしない人だった点を男性に確認した。須藤被告が18年3月にフランス旅行へ行っていた際、野崎さんに言われて男性が須藤被告へ「あなたはこの世で一番」「待ち遠しい」などとメッセージを送っていたことも確認していた。