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2024年10月12日(土)

福山翔大、“兄”磯村勇斗のサプライズに感激 総合格闘技家役に準備1年「短かった」

(左から)内山拓也監督、福山翔大、磯村勇斗、岸井ゆきの、染谷将太 (C)ORICON NewS inc.
(左から)内山拓也監督、福山翔大、磯村勇斗、岸井ゆきの、染谷将太 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の磯村勇斗(32)、岸井ゆきの(32)、福山翔大(29)が12日、都内で行われた映画『若き見知らぬ者たち』公開記念舞台あいさつに登壇。福山が、総合格闘家を演じるため、1年間の準備期間があったことを明かした。

【写真】なんか似てる?福山翔大&磯村勇斗”兄弟”2ショット

 本作は、2020年に発表した『佐々木、イン、マイマイン』で新人賞を総なめした内山拓也監督の商業長編デビュー作。内山監督が身近な見聞にインスパイアされたオリジナル脚本で、一人の青年が自分の中にある“最後の砦”と向き合う生き様を苛烈(かれつ)に描く。

 磯村が演じるのは、父の借金返済、そして難病の母の看病という重くのしかかる家族の問題と、自身の人生とのはざまでもがき苦しみながらも、ささやかな幸せをつかもうとする主人公・彩人。福山は、借金返済と介護を担いながら、父の背を追って始めた総合格闘技の選手として日々練習に明け暮れる弟の壮平を演じる。

 福山は「クランクイン前から2022年10月からトレーニングを始め、1年間総合格闘技の選手として必要なスキルを学んできました」と告白。「肉体で語るべきシーンがとても多く、兄が亡き後、あらゆる思いを拳や足に宿していかないといけない。単純に格闘技がうまくなれば良いわけではなく、思いを宿していく作業をするには1年間が短かった」と振り返った。

 ハードな準備期間を経て、撮影されは壮平の試合のシーンは、7分間の長回しで敢行。現場には、すでにクランクアップしていた磯村もサプライズで駆けつけた。磯村は「一番大事な試合のシーンでクランクアップした人が行ったら彼が崩れてしまう」と配慮し、影から応援。「全部が終わった後、会いに行ってハグをしました」と明かし、福山とほほ笑み合った。

 そんな磯村に福山は「めちゃくちゃうれしくて。現場でも兄としていてくださって、最後の最後までいてくれるのかっていう」と感激。岸井も「びっくりしました。ツルっとした感じで磯村さんとしていてくださったので、びっくりしちゃいました。(撮影中は)ひげが生えていらしたので、むき卵だったんだって」と独特な表現語り、場を和ませた。

 舞台あいさつにはそのほか、染谷将太、内山監督も登壇した。

【全身ショット】ファンとの掛け合いを楽しむ磯村勇斗
【写真】ブルーのドレスで涙を流す岸井ゆきの
【集合ショット】かっこいい!モノトーンな衣装で登場した磯村勇斗&玄理
【写真】社長から自身の特大名刺を受け取り、笑顔をみせる磯村勇斗
【写真】開放感を表現した磯村
提供:oricon news