松下洸平がツッコミ「ちょっと、すごいメンタルですね(笑)?」気づかいで現場和ませ【オリコン ライターズ】
顔出しNGの敏腕ライターが、注目のタレントの素顔に迫る『ライターズ!』(日本テレビ系/毎週日曜 深1:25)。きょう6日深夜の放送では、10月12日スタートの新ドラマ『土ドラ9 放課後カルテ』(毎週土曜 後9:00)で主演を務める、松下洸平の取材現場に潜入した。
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■主演作に意気込み「身近な物語にしたい」
「ちょっと、すごいメンタルですね(笑)?」
会場に登場するやいなや松下は、珍妙な扮装をしていたキャプテン・オオサワの存在に気づくと、苦笑交じりに冒頭の言葉を口にした。『ライターズ!』へは、『with MUSIC』(毎週土曜 後7:56)での登場に引き続き2回目ということもあり、事情を察していじってくれたのだ。前回と同様、やはり優しい。
取材会がスタートすると、雑誌やウェブメディアの記者が、次々に質問をしていく。いずれも松下の役柄やドラマの核心をついた鋭い質問ばかり。『ライターズ!』の代表として負けてはならないと、勢いよく挙手をすると、その熱意が伝わったのか、司会者から「ではそちらの方」と指名が。「『ライターズ!』のキャプテン・オオサワです!」と言うと、松下はここでも「すごいメンタルですね(笑)?」と、ひとツッコミ。場の空気が和んだ。同ドラマで初めて医師役を演じることについて、医師役にどんなイメージを抱いていたのか聞いた。すると姿勢を正しながら、ゆっくりと穏やかに答えてくれた。
「難しいセリフにあふれているんだろうなと思っていましたが、想像していたほどではありませんでした。というのも、僕が演じる牧野先生は口数が多くないので、そこは助かったなと思っています(笑)。もちろん難しい医療用語は出てきますが、今作はそこがメインではなく、見どころは、牧野先生や児童たちが病気と向き合うことで、色んな気づきを得たり、成長したりするところ。見ている人が思わず共感してしまうような身近な物語にしたいなと思います。だからこそ、僕は学校医という役柄を難しく捉えるのではなく、もっと柔らかくて、優しく差し込む温かな光のような、そういう作品にできたらいいなと思っています」
■学生時代の“変わった先生”告白「ポケットからトランプを出して…」
取材会を終え、改めて個別で話を聞くことに。松下が演じる牧野は、ぶっきらぼうでちょっと怖いところがある反面、時おり優しさを見せる。繊細な役柄を、どう仕上げていったのだろうか。
「ぶっきらぼうだけど優しい部分は、牧野先生にとっては無意識だと思うんです。本人は優しくしているつもりはなくて。例えば、子どもと話すときにしゃがんで、同じ目線で話すことがあるのですが、それは彼にとっては当たり前のことかもしれないけど、そうやって目を合わせる。そういった何気ない芝居の中から、優しさが出るといいなと思っています」
もし学校に牧野先生みたいな人がいたら、どう接するか聞くと、苦笑交じりに「面白がっちゃうかも」とひとこと。
「怖そうな人って、気になっちゃうじゃないですか。『なんでこの人はいつもこんなに不機嫌そうなんだろう』とか『なんでこんなにとっつきにくいんだろう』って、いろいろ興味が湧いてきちゃって、わりと自分からぐいぐい行っちゃうタイプです。もちろん、相手が不快に思わないように気をつけながらですけど(笑)」
すると「あ、そういえば」と、過去に出会った“牧野先生風”の先生について語った。
「数学の先生は独特でした。授業中『この問題わかる人〜?』って言うと、ポケットからトランプを出して、ものすごく器用にぱらぱらとカードをきるわけです。そしてひと通りパフォーマンスを終えて、表に出た数字を読み上げて、その出席番号だった人が答えるっていう。すごく気になったので、話をしてみたら、昔はマジシャンを目指していたみたいで。そういう過去って、話しかけないとわからないことですからね」
今回共演する子役たちは、これからもずっとこのドラマの仕事のことを覚えているだろう。それを踏まえ、松下自身、今回の子どもたちにとってどんな現場であってほしいと望んでいるのか。
「楽しい思い出になってほしいなと思います。子どもたちが将来、俳優というお仕事を続けるとか続けないかは別にして、せっかく何かのご縁があって同じ時間を過ごしたわけですから。年齢こそちがいますが、僕も初めて芝居に挑戦したときは、すごく楽しかったんです。そういう良い思い出があるからこそ、つらいときがあっても、あの楽しさをもう一度味わいたいと思って頑張れるので、そういう意味でも素敵な記憶として残ったらうれしいです」
最後に、本作を通じて伝えたいことを聞いた。
「とにかく、とっても温かいお話です。子どもたちの抱える悩みや病に触れることで、僕たち大人が気づかされる部分もたくさんあります。子どもたちが主役なので、彼ら&彼女らの愛らしい笑顔と勇気をたくさん目にすることができます。人は一人では生きられないということ、また人は決して強くなくていいということを『放課後カルテ』というドラマを通してお届けできたらと思っています。優しい眼差しで見守っていただきたいです」
(取材・文/キャプテン・オオサワ)
※取材の模様は、10月6日放送の『ライターズ!』(日本テレビ系/日曜 深1:25)でもご覧いただけます。
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「ちょっと、すごいメンタルですね(笑)?」
会場に登場するやいなや松下は、珍妙な扮装をしていたキャプテン・オオサワの存在に気づくと、苦笑交じりに冒頭の言葉を口にした。『ライターズ!』へは、『with MUSIC』(毎週土曜 後7:56)での登場に引き続き2回目ということもあり、事情を察していじってくれたのだ。前回と同様、やはり優しい。
取材会がスタートすると、雑誌やウェブメディアの記者が、次々に質問をしていく。いずれも松下の役柄やドラマの核心をついた鋭い質問ばかり。『ライターズ!』の代表として負けてはならないと、勢いよく挙手をすると、その熱意が伝わったのか、司会者から「ではそちらの方」と指名が。「『ライターズ!』のキャプテン・オオサワです!」と言うと、松下はここでも「すごいメンタルですね(笑)?」と、ひとツッコミ。場の空気が和んだ。同ドラマで初めて医師役を演じることについて、医師役にどんなイメージを抱いていたのか聞いた。すると姿勢を正しながら、ゆっくりと穏やかに答えてくれた。
「難しいセリフにあふれているんだろうなと思っていましたが、想像していたほどではありませんでした。というのも、僕が演じる牧野先生は口数が多くないので、そこは助かったなと思っています(笑)。もちろん難しい医療用語は出てきますが、今作はそこがメインではなく、見どころは、牧野先生や児童たちが病気と向き合うことで、色んな気づきを得たり、成長したりするところ。見ている人が思わず共感してしまうような身近な物語にしたいなと思います。だからこそ、僕は学校医という役柄を難しく捉えるのではなく、もっと柔らかくて、優しく差し込む温かな光のような、そういう作品にできたらいいなと思っています」
■学生時代の“変わった先生”告白「ポケットからトランプを出して…」
取材会を終え、改めて個別で話を聞くことに。松下が演じる牧野は、ぶっきらぼうでちょっと怖いところがある反面、時おり優しさを見せる。繊細な役柄を、どう仕上げていったのだろうか。
「ぶっきらぼうだけど優しい部分は、牧野先生にとっては無意識だと思うんです。本人は優しくしているつもりはなくて。例えば、子どもと話すときにしゃがんで、同じ目線で話すことがあるのですが、それは彼にとっては当たり前のことかもしれないけど、そうやって目を合わせる。そういった何気ない芝居の中から、優しさが出るといいなと思っています」
もし学校に牧野先生みたいな人がいたら、どう接するか聞くと、苦笑交じりに「面白がっちゃうかも」とひとこと。
「怖そうな人って、気になっちゃうじゃないですか。『なんでこの人はいつもこんなに不機嫌そうなんだろう』とか『なんでこんなにとっつきにくいんだろう』って、いろいろ興味が湧いてきちゃって、わりと自分からぐいぐい行っちゃうタイプです。もちろん、相手が不快に思わないように気をつけながらですけど(笑)」
すると「あ、そういえば」と、過去に出会った“牧野先生風”の先生について語った。
「数学の先生は独特でした。授業中『この問題わかる人〜?』って言うと、ポケットからトランプを出して、ものすごく器用にぱらぱらとカードをきるわけです。そしてひと通りパフォーマンスを終えて、表に出た数字を読み上げて、その出席番号だった人が答えるっていう。すごく気になったので、話をしてみたら、昔はマジシャンを目指していたみたいで。そういう過去って、話しかけないとわからないことですからね」
今回共演する子役たちは、これからもずっとこのドラマの仕事のことを覚えているだろう。それを踏まえ、松下自身、今回の子どもたちにとってどんな現場であってほしいと望んでいるのか。
「楽しい思い出になってほしいなと思います。子どもたちが将来、俳優というお仕事を続けるとか続けないかは別にして、せっかく何かのご縁があって同じ時間を過ごしたわけですから。年齢こそちがいますが、僕も初めて芝居に挑戦したときは、すごく楽しかったんです。そういう良い思い出があるからこそ、つらいときがあっても、あの楽しさをもう一度味わいたいと思って頑張れるので、そういう意味でも素敵な記憶として残ったらうれしいです」
最後に、本作を通じて伝えたいことを聞いた。
「とにかく、とっても温かいお話です。子どもたちの抱える悩みや病に触れることで、僕たち大人が気づかされる部分もたくさんあります。子どもたちが主役なので、彼ら&彼女らの愛らしい笑顔と勇気をたくさん目にすることができます。人は一人では生きられないということ、また人は決して強くなくていいということを『放課後カルテ』というドラマを通してお届けできたらと思っています。優しい眼差しで見守っていただきたいです」
(取材・文/キャプテン・オオサワ)
※取材の模様は、10月6日放送の『ライターズ!』(日本テレビ系/日曜 深1:25)でもご覧いただけます。
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