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2024年10月01日(火)

藤あや子、フジコ・ヘミングさんのドキュメンタリー映画完成披露で別れ偲ぶ「とてもあたたかいお人柄で…」

フジコさんとの別れを偲んだ藤あや子(C)ORICON NewS inc.
フジコさんとの別れを偲んだ藤あや子(C)ORICON NewS inc.
 歌手の藤あや子(63)が1日、都内で行われた映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』(18日公開)完成披露舞台あいさつに登場した。藤は、生前に親交のあったフジコ・ヘミングさんのエピソードを笑顔で語った。

【写真】故・フジコ・ヘミングへの思いを語った藤あや子

 2018年に公開され異例のロングランヒットを記録した映画『フジコ・ヘミングの時間』から6年。フジコ・ヘミングさんの新たな日々を見つめた映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』が18日に公開される。

 24年も多くの公演を控えていた中、4月に92歳で世を去ったピアニスト、フジコ・ヘミングさん。本作は、20年から4年間、密着取材した集大成。戦時中を過ごした岡山に残されているピアノとの再会、父や弟との思い出、コロナ禍での暮らしと祈りを捧げた教会での演奏、思い出の地・横浜でのドラマティックなステージ、そして心に秘めた恋の話などを、ダイナミックな演奏シーンをふんだんに盛り込みながら描いたドキュメンタリーとなっている。

 藤とフジコ・ヘミングさんは、大の猫好きという共通点を持っていたといい「初めてお会いした時は緊張しましたけど、とてもあたたかいお人柄で。私が保護猫の里親になるんですというお話をしたら、『きっと猫が恩返ししてくれるわよ』と言ってくれたのがすごく印象的で、そのとおり、今恩返しをしてもらっています」と笑顔で思い出を語る。

 映画については「すごく奥の部分まで引き出すような撮り方で、リアルなんですけど、生々しくなくて美しい。音楽と映像と景色…全てが磨き抜かれ、ツヤツヤしていてとてもすてきでした。すべてが浄化されていくようなそんな映画です」とアピール。降壇時には、ステージあったフジコさんのパネルに触れてあいさつするように別れを偲んでいた。

 ラジオパーソナリティのクリス智子(53)、小松莊一良監督(59)も登壇した。

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提供:oricon news