10月5日開催の格闘技イベント『FIGHT CLUB.2』の出場選手による公開練習が9月30日に行われた。同イベントは「ABEMA PPV ONLINE LIVE（アベマペイパービューオンラインライブ）」にて全試合生中継される。

【会見動画】YA-MAN「ドーピングやってないでしょ？」木村ミノル「神に誓ってやってない」

　『FIGHT CLUB』は、格闘家・YA-MANが主催する、オープンフィンガーグローブ（=OFG）でのキックボクシングルールによって行われる格闘技イベント。2023年11月に行われた第1回大会では、メインカードでYA-MANと朝倉未来が対戦。“朝倉有利”の下馬評を覆すかのようにYA-MANがパンチの連打を朝倉に浴びせ、1ラウンド1分17秒で朝倉からKO勝利を奪い取った衝撃の結末は、格闘技界を中心に大きな話題となった。第2弾では、メインカードでYA-MANと木村“フィリップ”ミノルの対戦が決定している。

　公開練習では、本大会に出場するYA-MAN、木村のほか、伊東龍也、塚本望夢、木村“ケルベロス”颯太、阿部大治が登場し、ミット打ちやスパーリングなどを披露した。公開練習後には質疑応答も実施。メインイベントにて出場する木村ミノルは、現状のコンディションを「バッチリ」と答えると、「ずっとYA-MAN選手のことを考えてトレーニングをしていたので、（公開練習を経て）改めて気合が入りました」と完全に臨戦態勢の 様子。一方のYA-MANも「減量があと5キロあるので、それをクリアしたらバッチリですね」と返しつつ、「意外とちっちゃいなと、改めて見てみて。全然デカくないっすね」と木村を挑発した。

　現時点でのフィニッシュのイメージについて、木村ミノルは「左か右のフックのどちらかが当たると思う」とすると、YA-MANは「カーフキックで終わらせようと思ってます。（木村ミノルは）心が弱いんで、完全に征服した、という。気持ちを折りたいと思います」と返答。それを聞いた木村は「カーフキックはあんまりわからない世界なんで、なるべくナシにしてほしいですね。気持ちよくやりましょう」と答え、YA-MANが「気持ちよくカーフで終わらせます」とやりとりするシーンも。

　また、今回OFGに挑戦する木村ミノルへ、オープンフィンガーグローブ（OFG）の手応えについて質問が及ぶと、「最初はちょっと苦手意識があった」としつつ、「苦手意識が抜けていくうちに自分の強みが強化されてきた感じがあって。危ない凶器になっている感じがあって、それが楽しくなってきました。OFGやベアナックルでもやってみたいなという気持ちが出てきています。思いっきり殴ってみたいし、殴られてみたいです。今回はそういうモチベーションでやってるので、気持ちが折れることはないと思います」と、前向きな姿勢を明らかにした。

　朝はキック、夜はグラップリングの練習を週12回行っているというYA-MANは、「1ラウンドで終わらせます。そういう試合になると思います。判定狙いとか長期戦になったら不利になると思うので1ラウンドで必ず仕留めます」と宣言。木村ミノルも「YA-MAN選手とは激闘になるし、激闘を乗り越えて勝つしかないと思う」とキッパリ答え、両選手の気持ちが前面に出た公開練習となった。

　このほか、本大会の追加カードとしてSAIGOと田上健太の試合も決定した。

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