和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月25日(水)

亡き父の遺志を継ぎ、藍染の魅力を伝える藍染職人の“夢のカタチ”!

2024年9月28日(土)前11・00~前11・30「LIFE ~夢のカタチ~」

急逝した父の遺志を継ぎ、京都府亀岡市で藍染の魅力を伝える藍染職人の吉川佳代子さん。先代となる父は絶滅したといわれていた「京藍」を亀岡に復活した人でした。
「京都ほづ藍工房」で藍の栽培から作品づくりまで、藍に関わるすべてを手掛ける吉川さん。なかでも、藍の魅力を知ってもらえる体験教室は大好評です。
志半ばで亡くなった父の夢を受け継ぐ吉川さん。京藍を使った新たな取り組みに挑みます!

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(内 容)
 京都府亀岡市にある「京都ほづ藍工房」で藍染の魅力を伝える藍染職人の吉川佳代子さん。3年前に急逝した父、吉川慶一さんの思いを受け継ぐ2代目です。先代の父は京都で絶滅したといわれていた幻の植物「京藍」をこの地に復活させた人物。京藍を使った藍染めは優しい色合いで人々を魅了しています。

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 吉川さんは藍の栽培から作品作り、体験教室の講師まで、藍に関わるすべてを手掛けています。なかでも、藍の魅力を知ってもらえる体験教室は大好評。藍染体験では“絞り”と呼ばれる技法を使います。絞った部分は藍に染まらずに地の色が残り、独特な模様が生まれることから、世界にひとつしかない自分だけの「絞り染め」が出来上がるのです。


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 そのほか、藍染加工品や商品づくりも行っています。天然素材であれば何でも染めることができる藍で暖簾や革小物など様々な藍染めを表現。先代からの技術を引き継ぎながら、吉川さんらしいデザインも加え、オリジナルな作品を生み出しています。
 もともとはウェブデザインの仕事をしていた吉川さん。二十代で結婚し、北海道へ引っ越しましたが、7年前に離婚。亀岡に戻り、父の工房で働き始めました。

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 そんな吉川さんにとって大切な京藍の刈り取りの時期。父の慶一さんが絶滅したといわれた種と徳島で出会い、亀岡に移して育てたものです。染料化に時間がかかり、「ようやく」という矢先に他界した慶一さん。父が果たせなかった夢を受け継いだ吉川さんが京藍を使った新たな取り組みに挑みます!



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