和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

神島高(和歌山)が優秀賞 「写真甲子園2024」本戦

優秀賞のメダルを持って喜ぶ写真甲子園メンバーの(左から)山中すみれさん、鈴木月渚さん、丸山世梨加さん
優秀賞のメダルを持って喜ぶ写真甲子園メンバーの(左から)山中すみれさん、鈴木月渚さん、丸山世梨加さん
神島高校写真部が本戦大会で提出した作品の中の一枚(提供=写真甲子園実行委員会)
神島高校写真部が本戦大会で提出した作品の中の一枚(提供=写真甲子園実行委員会)
 全国高校写真選手権大会「写真甲子園2024」(実行委員会主催)の本戦大会がこのほど北海道の東川町であり、神島高校(和歌山県田辺市文里2丁目)が優秀賞を受賞した。

 今年は過去最多となる604校の応募があり、本戦に出場した18校から優勝と準優勝に各1校、優秀賞に5校、敢闘賞に11校が選ばれた。

 神島高からは写真部3年の鈴木月渚さんと丸山世梨加さん、2年の山中すみれさんが出場。初戦応募には「命の横のつながり」をテーマにした8枚を出品した。

 本戦では審査会が2回行われ、「またたき」「たいせつ」というそれぞれのテーマが出された。神島高は、自分たちが宿泊したホストファミリーや町の託児所、突然の訪問で家に招き入れてくれた家族など東川町内を駆け巡って撮影し、「夏」「うち」と題名を付けて出品した。審査員からは「技術的には素晴らしい。もっと自分たちの色を出しても良かったのでは」との講評を受けた。

 山中さんは「優勝したかったなという思いはあるが、達成感もある。他校の作品に触れて刺激も受けた。来年も参加したい」と話した。丸山さんは「短い時間で意見をまとめるのは大変だった。他校の生徒と、仲間意識を持って切磋琢磨(せっさたくま)しながら撮影を楽しむことができた」と振り返り、鈴木さんは「大会に向けて十数回は練習してきたが、本番で一番いい作品ができた。後輩には、大会に出るか迷ったら全力で挑んでほしい。大会に出ないと見られない景色が見えるから」と話した。