和歌山県田辺市の扇ケ浜海水浴場で６月３０日、オープニングセレモニーがあり、関係者が集まって安全祈願をした。海水浴場のオープンは８月３１日まで。

　田辺観光協会の田上雅人会長は「ビーチスポーツやイベントなど年間を通じて家族が楽しく、笑顔で遊んでもらえる取り組みの一つとして海水浴場開きをする。関係者の皆さまには海の安全をよろしくお願いします」とあいさつした。

　真砂充敏市長は「年間を通じてもっと海、ビーチに親しんでもらい、中心市街地の元気に結び付けるために取り組む」と述べた。

　蟻通神社の橋本義隆宮司による安全祈願神事が営まれ、予定されていた一般参加者による初泳ぎは、天候の影響で中止となった。

　浜の長さは約５００メートルで、遊泳エリア３００メートルとパドルスポーツエリア２００メートルに分かれている。更衣室やシャワーのあるビーチハウスがある。海の家の営業もする。昨夏の扇ケ浜海水浴場の入り込み客数は約５万４千人だった。