和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年06月27日(木)

フルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z6III」を発売

世界初の部分積層型CMOSセンサーを採用、小型ボディーにフラッグシップモデル同等の高性能や新機能を搭載


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株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコンイメージングジャパンは「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ「ニコン Z6III」を発売します。

「Z6III」は、「ニコン Z シリーズ」のフラッグシップモデル「ニコン Z9」(2021年12月発売)や、「ニコン Z8」(2023年5月発売)と同等の高い性能や操作性を継承しながら、独自の最新機能を搭載した有効画素数2450万画素モデルです。世界初※1の部分積層型CMOSセンサーと「Z9」「Z8」と同じ画像処理エンジン「EXPEED 7」の採用により、動く被写体の捕捉性能の向上や、多様な映像制作のニーズに応える動画撮影機能を実現。フラッグシップモデルを上回る明るさ、解像度、広色域を実現した電子ビューファインダー(EVF)をはじめ、最新の機能・性能を惜しみなく搭載しています。さらに、新サービス「Nikon Imaging Cloud」※2との連携で、ユーザーの映像表現の幅を拡げる新機能「イメージングレシピ」※3や撮影画像の他社クラウドサービスへの自動転送にも対応し、利便性や楽しみ方が拡大。充実した機能・性能により、多彩な映像表現に挑戦したいクリエイターはもちろん、プロフェッショナルフォトグラファーによる本格的な撮影もサポートします。

ニコンは、今後も新次元の光学性能を追求し、ユーザーのニーズに応えていきます。そして、映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、映像文化の発展に貢献します。


※1 2024年6月17日現在、発売済みのフルサイズのミラーレスカメラにおいて。ニコン調べ。
※2 後日サービス開始予定です。サービスの開始時期および内容は、地域により異なります。
※3 「イメージングレシピ」はユニークな画作りを「レシピ」として提供するサービス名です。



発売概要
商品名
ニコンミラーレスカメラ「Z6III」
価格
オープンプライス
発売時期
2024年7月12日
日本での予約販売受付は、6月19日10時より開始します。


主な特長
1. 世界初、部分積層型CMOSセンサーが実現する高い撮影性能
イメージセンサーの上下の積層部に高速処理回路を多数配置した、世界初の部分積層型CMOSセンサーを採
用。この新センサーによる高速読み出しと、「Z9」「Z8」と同じ高速画像処理エンジン「EXPEED 7」により、シャッターボタンの全押しから最大1秒間遡って記録ができる「プリキャプチャー」※では、最高120コマ/秒(C120)で撮影できるほか、60コマ/秒(C60)ではフルサイズで「Z9」「Z8」よりも高画素の約24メガピクセルでの撮影が可能です。さらに、20コマ/秒の高速連続撮影時にはEVFの表示とびを抑え、被写体の動きを滑らかに確認できます。これにより、走る野生動物や飛んでいる野鳥などの決定的瞬間を捉えやすくなります。
※ JPEGでのみ撮影可能。


2. 動画制作の自由度を高める6K動画撮影
高速読み出しが可能となった新CMOSセンサーの採用により、4K動画制作用の素材としても柔軟に活用できる12bit 6K N-RAW/ProRes RAW HQの内部記録と10bit 5.4K ProRes 422/H.265動画の撮影を実現。4K動画や需要の高まるスマートフォン向けフルHD縦型動画制作の際にも、トリミングやズーミング、トラッキング、ブレ補正などが可能になり、編集の自由度が上がります。また4K UHDは6Kからのオーバーサンプリング※1により、高精細な動画を作成可能なほか、小型ボディーでありながら効率のよい放熱設計と動画撮影時の省電力化により、4K UHD/60pで最長125分※2の動画撮影が可能。さらに、10bit フルHD/240p H.265での撮影が可能となり、最大10倍の印象的なスロー動画制作も行えるなど、高い動画性能・機能により動画制作における自由度を高めています。

※1 4K UHD/60p/30p/25p/24p、撮像範囲:FX時のみ対応。
※2 H.265 8bit(MOV)、オーバーサンプリングの拡張OFF、自動電源OFF 温度「高」、温度23°C、メモリーカード「CFexpress Type B メモリーカード 660GB MC-CF660G」使用時。モバイルバッテリーや「パワーバッテリーパックMB-N14」などの外部電源が必要。なお、標準モード時は75分。


3. 撮影に没頭できる高輝度、高解像、広色域対応のEVF
EVFは「Z9」「Z8」を超えるミラーレスカメラ史上最高※の明るさの4000cd/m2に対応し、屋外の極めて明るいシーンでも黒つぶれしにくく見やすいファインダー像を実現。ニコン史上最高※の576万ドットの高い解像度を実現しているほか、ミラーレスカメラ史上初※となるデジタルシネマ向け規格「DCI-P3」相当の色域をカバー。画面の周辺まで高解像に被写体を確認できる上、赤い花などで起きやすい色飽和を抑えたり、HLGで撮影時のイルミネーションなどの輝度の高い被写体も、より明るく確認することができます。

※ 2024年6月17日現在、ニコン調べ。

4. 上位機種から受け継ぐ性能と信頼性、操作性
部分積層型CMOSセンサーと、フラッグシップモデルと同じ高速画像処理エンジン「EXPEED 7」の組み合わせにより、AF演算サイクルの高速化を実現。「飛行機」モードを含む9種類の被写体検出にも対応します。また、低輝度側のAF検出範囲は「Z9」「Z8」を上回る−10EV※まで拡張され、より暗いシーンでもピントが合いやすく、撮影シーンの幅を拡げます。堅牢性、信頼性は「Z8」と同等の性能を備えており、移動時の不意な振動からイメージセンサーを守るVRロック機構の搭載や−10℃までの耐寒性能などにより、さまざまな環境での撮影をサポートします。また、充実したカスタム設定やダイヤル位置などの操作系、「リッチトーンポートレート」や「美肌効果」、「人物印象調整」といったポートレート撮影機能も「Z9」「Z8」から継承しています。

※ 静止画モード、シングルAFサーポ(AF-S)、ISO 100相当、f/1.2レンズ使用時、温度20℃。


5. 映像表現の幅をさらに拡張する新機能
「Z6III」はニコンのPC用閲覧/現像/編集ソフトウェア「NX Studio」※1を使った、より自分らしい自由な画作りの表現ができるピクチャーコントロール「フレキシブルカラー」に新たに対応。色別に色相、彩度、明度をコントロールできるカラーブレンダーや輝度ごとに色相、彩度、明度を組み合わせて調整できるカラーグレーディングなどの機能を備えており、自分の表現したい色に直感的な操作で調整することが可能です。「NX Studio」で作成した設定はカスタムピクチャーコントロールとして書き出し、「Z6III」に登録することで撮影時にいつでも使用可能。撮影中のライブビューにも反映されるため、仕上がりをイメージしながら撮影することができます。
さらに新サービス「Nikon Imaging Cloud」では、ニコンによるおすすめや、著名クリエイターが監修したカスタムピクチャーコントロールを「イメージングレシピ」として提供します。レシピは最大9個まで「Z6III」にWi-Fiで送信することができ、憧れのクリエイターの画作りなど新たな表現を簡単に試せることで、映像表現の楽しみをさらに拡げます。また、「Nikon Imaging Cloud」との連携により、パソコンやスマートフォンを用いずに「Z6III」のファームウェアのバージョンアップが可能なほか、「Z6III」がWi-Fiに接続された際に撮影画像を自動で転送可能※2。画像は事前設定で外部のストレージサービスへ自動転送することができ、撮影した画像の保存や共有がより便利になります。

 




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※1 フレキシブルカラーに対応した「NX Studio」は2024年6月18日に公開予定です。
※2 動画の自動転送には対応していません。

6. その他の特長


「Z シリーズ」で最高の8.0段※1の手ブレ補正効果を発揮
フォーカスを合わせた部分を中心に手ブレを補正し、画面周辺の被写体でもシャープに捉える「フォーカスポイントVR」※2を搭載
ピクチャーコントロールに、透明感あふれる美しい肌の質感描写を実現する「リッチトーンポートレート」を搭載
ポートレート撮影に効果的な「美肌効果」機能、「人物印象調整」機能を搭載
複数枚のRAW(NEF)ファイルを合成することで約9600万画素の画像制作を可能にする「ピクセルシフト撮影」機能を搭載
動画撮影時に有効な電子手ブレ補正機能※3を搭載
動画撮影時に単焦点レンズを使用してもズーミングが高画質で行える「ハイレゾズーム」に対応
5種の電子シャッター音の選択と5段階の音量設定が可能

※1 2024年6月17日現在。CIPA規格準拠、NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(望遠端、NORMALモード)使用時。
※2 VR非搭載のNIKKOR Z レンズ使用時で、静止画時のみ。フォーカスエリア枠が複数時は非可動。
※3 電子手ブレ補正使用時、レンズに表記されている焦点距離の約1.25倍のレンズに相当する画角になります。RAW動画及び5.4K時、またはフレームレートが100p以上の場合は使用できません。

主な仕様
型式
レンズ交換式デジタルカメラ

レンズマウント
ニコン Z マウント

有効画素数
2450万画素

撮影素子
35.9×23.9 mm サイズCMOS センサー(フルサイズ/FX フォーマット)

記録媒体
CFexpress カード(Type B)、XQD カード、SD メモリーカード、SDHC メモリーカード、SDXC メモリーカード(SDHC メモリーカード、SDXC メモリーカードはUHS-II 規格に対応)

ISO感度(推奨露光指数)
ISO 100~64000(ステップ幅:1/3、1 ステップに変更可能)、ISO100 に対し約0.3、0.7、1 段(ISO 50 相当)の減感、ISO 64000 に対し約0.3、0.7、 1 段、1.7 段(ISO 204800 相当)の増感、感度自動制御が可能
※動画撮影の場合は、ISO 100~51200

フォーカスポイント
273 点(シングルポイントAF 時)、299 点(オートエリアAF 時)
※静止画モード、撮像範囲FX

動画記録画素数/フレームレート
・6048×3402(6K UHD):60p/50p/30p/25p/24p
※60p/50pはN-RAWのみ
・5376×3024(5.4K UHD):60p/50p/30p/25p/24p
・3840×2160(4K UHD):120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p
・1920×1080:240p/200p/120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p

画像モニター
バリアングル式/3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル)、約210万ドット、視野角170°、視野率100°

寸法(幅x高さx奥行き)
約138.5×101.5×74mm

質量(重さ)
約760g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)、約670g(本体のみ)

仕様中のデータは特に記載のある場合を除き、CIPA(カメラ映像機器工業会)規格またはガイドラインに準拠しています。

「Nikon Imaging Cloud」の主な特長
「Nikon Imaging Cloud」は、カメラとダイレクトにつながることで、ユーザーの映像体験をサポートする便利で楽しい機能を提供するクラウドサービスです※1。「イメージングレシピ」は色相・明暗別の色味や明るさ、コントラストなどを調整した自分の画作りをレシピとして保存できるほか、公開されたレシピに含まれるピクチャーコントロールをダウンロードできるサービスです。ニコンのおすすめやクリエイターが監修した独自のレシピがラインナップされており、これまで触れてこなかった新たな表現に出会い挑戦することで、多彩な表現を楽しめます。画像転送機能では、カメラがWi-Fiに接続されると、撮影済の静止画が「Nikon Imaging Cloud」や事前に設定した外部ストレージサービスに自動で転送・アップロードされるため、データ移行作業の大幅な時間短縮が可能になります。さらにファームウェアバージョンアップ機能では、自動更新設定をしておくことで、カメラが指定時間に自動で最新ファームウェアにアップデートされます※2。PCやスマートフォン、メモリーカードを使ったアップデートの手間が不要になるほか、いつでもカメラを最新のファームウェアにアップデートした状態で使用できます。

※1 2024年6月17日時点では「Z6III」に対応。今後対応機種を拡大予定。
※2 指定時間にカメラがWi-Fiに接続され、かつUSB給電状態にある場合。


「パワーバッテリーパックMB-N14」の主な特長
「パワーバッテリーパックMB-N14」(2024年6月12日発売予定)は、「Z6III」、「Z7II」、「Z6II」用の別売パワーバッテリーパックです。Li-ionリチャージャブルバッテリー 「EN-EL15c」※1を最大2個装填でき、静止画撮影可能コマ数、動画撮影可能時間を約1.9倍に拡張※2できます。「Z6III」と同等の防塵・防滴性能を備えるほか、−10℃でも動作可能な耐寒性能を持ち、厳しい環境下で長時間撮影するシーンで大いに役立ちます。また、装填した2個のバッテリーのうち一方を抜いても、もう一方に電池残量があれば電力供給が継続するホットスワップに対応。カメラに装着していない時にもUSB端子を介して装填しているリチャージャブルバッテリーを充電することもできます※3。
※1 「EN-EL15c」の代わりに「EN-EL15b」/「EN-EL15a」も使えます。ただし、「EN-EL15c」を使用したときよりも撮影可能コマ数(電池寿命)が減少します。
※2 バッテリーの充電状態、撮影間隔やメニュー画面からの設定条件などの使用環境によって静止画撮影可能コマ数、動画撮影可能時間は異なります。
※3 「EN-EL15c」/「EN-EL15b」は充電対応。



プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/90056
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