和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年06月26日(水)

神戸女学院大学が7月20日に高校生のための化学実験体験イベント「化学を楽しむ会 ~マイクロスケール実験でΔGの謎を解き明かそう~」を開催



神戸女学院大学(兵庫県西宮市)は7月20日(土)、人間科学部 環境・バイオサイエンス学科(2025年度より生命環境学部 生命環境学科に改組予定)の中川徹夫教授による化学実験体験イベント「化学を楽しむ会」を開催する。これは、高校生を対象としたイベントで、今回は「マイクロスケール実験でΔGの謎を解き明かそう」をテーマとして、ペットボトルのキャップを利用したマイクロスケール実験をもとに、化学反応の背後にある理論と実証の世界を探究する。参加費無料、要事前申し込み(定員:先着20名)。




 学習指導要領の改訂で、高校化学の教科書から熱化学方程式や反応熱Qが姿を消し、化学反応式の後にエンタルピー変化ΔHを付記した形で使用されるようになった。しかし高校化学でΔHは定量的に扱われる反面、エントロピー変化ΔSやギブズエネルギー変化ΔGは、定性的な扱いにとどまっている。
 化学反応を学習する際、ただ単に「反応が起こりました」というだけではなく、それが何に起因するのかまで踏み込むと、深い理解を得ることができる。
 今回のイベントでは、こうした化学反応の背後にある理論と実践の世界を探究。高校化学で学習する金属と酸水溶液の反応を題材に、ΔH、ΔGおよびΔSの理論値について、廃棄されるペットボトルのキャップを活用したマイクロスケール実験で検証することで、化学のダイナミックな側面を体験することができる。

 なお同イベントは、日本学術振興会科研費(24K05954)「化学反応の自発性とその主要因に関する理解を深める新規教材の開発」の助成を受けて開催される。概要は下記の通り。

◆「化学を楽しむ会 ~マイクロスケール実験でΔGの謎を解き明かそう~」
【日 時】 7月20日(土) 10:00~12:00(9:30より受付開始)
【場 所】 神戸女学院大学 理学館 S28教室(兵庫県西宮市岡田山4-1)
【対 象】 高校生(男女、文系・理系問わず)
【定 員】 20名(先着順)
【参加費】 無料
【申 込】
 下記URLから申し込み(申込締切:7月10日(水)※定員に達し次第締め切り)
 https://forms.office.com/r/qNyLrcKha9

<中川徹夫教授 プロフィール>
 神戸女学院大学 人間科学部 環境・バイオサイエンス学科(2025年度より生命環境学部 生命環境学科に改組予定)教授。理科教育の視点から、実験の規模を小さくしたマイクロスケール実験に関する教材開発や改良に取り組み、小学生から高校生を対象とした化学体験イベントも頻繁に行っている。

 同大学では、2025年4月に生命環境学部が新設される(設置構想中)。自然科学分野における知識と専門性を基礎として、論理的思考と情報発信力を体得。「環境科学」「生命科学」「情報科学」「サイエンスコミュニケーション」の4つの専門分野を横断した学びを展開する。
 実験や実習を重視した実践的な学びや、自然豊かな岡田山のキャンパスを題材にした学びなど独自のカリキュラムで将来幅広い分野で活躍できる理系人材を育成する。
 7/28(日)、8/4(日)のオープンキャンパスでは、新学部説明やミニ講義のほか、実験体験ができる「サイエンス体験」、食品基礎科学研究室開の「和紅茶」の試飲コーナーなどを予定している。詳細は「神戸女学院大学入試情報サイト」「生命環境学部ホームページ」に掲載。

・神戸女学院大学入試情報サイト
 https://kobe-college.jp/
・生命環境学部ホームページ
 https://b.kobe-c.ac.jp/

▼イベントに関する問い合わせ先
 神戸女学院大学 人間科学部事務室
 TEL: 0798-51-8553
 E-mail: jin-jim@mail.kobe-c.ac.jp

▼取材に関する問い合わせ先
 神戸女学院大学 入学センター・広報室
 TEL: 0798-51-8543
 FAX: 0798-51-8583
 E-mail: e-exam@mail.kobe-c.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/



プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/90035
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