和歌山県すさみ町周参見の海水浴場で３日、「イノブータン王国建国３９周年祭」（実行委員会主催）があった。地元特産品の朝市やシーカヤック体験、かくれんぼなど、多彩な催しがあり、多くの人でにぎわった。


　イノシシとブタの交配種であるイノブタが同町発祥であることをＰＲしようと大型連休中に開催している恒例のイベント。パロディー国家・イノブータン王国の大王らによる祝賀パレードや、イノブタ汁の振る舞い、潮干狩り、フラダンスショー、ビーチフラッグス、地元中学生の踊りなどで盛り上がった。

　また、町と協定を結び、地域活性化に取り組む摂南大学（大阪府寝屋川市）の学生約３０人が、祭りの運営に協力したり、バンド演奏を披露したりした。

　人気イベント「イノブタダービー」は、飼育数の減少で今年は中止した。

　実行委員長の森秀樹さん（４９）は「今年はイノブタダービーができなかったが、来年は開催できるよう努力したい」と話した。