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2024年12月26日(木)

サークル参加し交流 田辺市長「ふれあい懇談」

サークルのメンバーと童謡「紅葉」を合唱する真砂充敏市長(田辺市東陽で)
サークルのメンバーと童謡「紅葉」を合唱する真砂充敏市長(田辺市東陽で)
 田辺市の真砂充敏市長は地域で活動する介護予防サークルを訪問する「ふれあい懇談」を始めた。市政を身近に感じてもらうとともに、市民の声を直接把握するのが狙い。市政報告だけでなく、一緒に体操したり、歌ったり。参加型の交流をしている。


 このほど、同市東陽の神田会館で活動している「神田ふれあいサロン」を訪問。神田町内会では婦人会や老人会などがなくなり、高齢者の交流を目的に5年前に同サロンを立ち上げ、毎月趣向を変えながら活動しているという。

 真砂市長は新庁舎建設の取り組みや駅前の整備について説明。「地震、津波にきちんと対応できる新庁舎が必要。高台は限られる。多額の予算が必要だが、国が『借金』の返済を支援してくれる起債を活用する。財政的には心配ない」と理解を求めた。

 講話後は、サロン参加者と童謡「紅葉」を合唱するなどして交流した。

 サロンの参加は毎回30人前後だが、この日は56人と大幅に増加した。町内会長の出羽豊男さん(70)は「市政の話は普段なかなか聞けない。身近な話が多く、関心を持ってもらえた。良い機会になった」と喜んだ。

 真砂市長は2009年度から各行政局管内の集落や地域の団体を訪問する活動をしている。小中学校や高校も訪問した。