和歌山県田辺市龍神村の龍神観光協会は９日、ろうそくの灯籠を並べて龍神温泉街などを彩る「冬の観燈祭（かんとうさい）」に合わせて撮影会を開いた。県内各地から約２０人が参加し、浴衣姿のモデルと一緒に温泉街を写真に収めた。

　観燈祭は、旅館や飲食店、龍神行政局にある龍のモニュメントなど龍神村の各地に灯籠を並べて、夜を彩る催し。夏と冬に開いており、今回は１～１０日に実施した。

　撮影会には、田辺市や御坊市、和歌山市、日高町などから参加があった。灯籠が並ぶ龍神温泉街で、モデルを務めた浴衣姿の女性がポーズを取ったり、旅館の前を歩いたりする様子を撮影した。

　会場では、龍神村の「テイクアウトカフェ　カノン」や「豆んと森珈琲」による「夜店」も出店し、たこ焼きやコーヒー、焼き芋などを販売。撮影会の参加者のほか、宿泊客や入湯客らも訪れた。